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平均樹齢およそ60年の葡萄樹が植わる 「ドメーヌ・バシェ・ルグロ」

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サントネに拠を構える、6世代続いてきた家族経営のドメーヌ。歴史は18世紀初めまで遡ることができます。クリスチャン・バシェ=ルグロが二人の息子ルナックとサミュエルと共に、ドメーヌの総責任者となったのは1993年のこと。畑はサントネ、マランジュ、シャサーニュ・モンラッシェを中心に代々引き継がれ、16haの畑すべてを自分たちの手で管理しています。

彼らの畑、ワイン造りに対する情熱は並々ならぬものがあります。所有する畑はコート・ド・ボーヌの中でも最も古いもののひとつとして知られており平均樹齢はおよそ60年。中には樹齢100年を超える古木もあり、とても小さく凝縮した葡萄からは深淵な味わいのワインが生み出されます。出来るだけ化学肥料や除草剤を使用しないビオロジックに基づいてリュット・レゾネを実践し、その年の個性を反映した上で最良の葡萄を作ることを第一に考えています。

本日は、1945年に植樹されたピノ・ノワール100%からなるコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュと、2000年に植樹されたシャルドネ100%からなる「ブルゴーニュ シャルドネ」のご紹介です。

コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012
Côte de Beaune-Villages Vieilles Vignes /Domaine Bachey-Legros

果実味は濃縮感がありジューシー、ミネラルを伴い、しっかりとした酸が味わいを支える。堅牢で緻密な構造ながら、たっぷりとした旨みが染み渡り、気品とともに親しみやすさが感じられる。温かな大地の恵みが素直に感じられる、実に味わい深いピノ。タンニンは丸みを帯び、ふくよかなボディ感・コクを備える。えぐみの無いうっとりとしたアフター、果実とオークのフレーヴァーが持続する。中身はワンラック上のマランジュ、「ル・ゴティ」で採れたブドウを使用し、ここでは「ボーヌ」というよりは「ニュイ」の味わいに近く、より親しみやすいものとなる。さらには1945年植樹という古木もの。ポテンシャルの高さがうかがえる。

ブルゴーニュ シャルドネ 2012
Bourgogne Chardonnay /Domaine Bachey-Legros

厚みのある濃密な果実味で、塩気のあるミネラルを伴う。充実した粘度、甘いグリセリン分が感じられ、たっぷりとした旨み・トロピカルな果実感で満たされる。瑞々しく、エレガンスに縁取られた果実味、輪郭のある上品な酸が味わいをしっかりと支えており、溶け込んだオークとの相性がよくリッチでスパイシーな余韻へと続く。全体に柔らかな口当たりでワンランク上の深い味わいが楽しめる。合わせるお料理は豚肉や鶏肉のソテー、白身魚のムニエルやグラタンなどがおすすめ。