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アンティークな土着品種から新しい味わい 「ディ・マーヨ・ノランテ」

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『以前はスプーンですくって飲むような(重たい!!)ワインがほとんどだった。しかし、ずっと前から、ボディがあってもハーモニーが楽しめるワイン造りを目指している。重要なのは、サンジョヴェーゼのような、ソフトで丸みがあるワインが大事だ。ガレージにしまって置く車ではなく、すぐにでも乗れて、2年後にも乗れる車にすべきだ。「リッチなのに、重苦しくないワイン」これが大事だ。このようなワインを造ろうとしている人はまだ少ない。しかし、自分が先駆者として、このような「リッチなのに、重苦しくないワイン」を造っていこうと思っている。』

そう語るは、モリーゼ州でワイン造りを営むディ・マーヨ・ノランテのオーナー、アレッシオ。ワイナリーの歴史は古く1800年代まで遡ることができ、元は葡萄を栽培する家系です。土着品種の品質向上を掲げており、「飲み易く、飲んで美味しいワイン造り」に専念しています。確固たる信念として、土着を愛し、アンティークな葡萄品種から新しい味わいを求めています。

ディ・マーヨ・ノランテ アリアニコ・コンタド・リゼルヴァ 2012
Aglianico Contado Riserva /Di Majo Norante

香りにはプラムやブルーベリーラズベリー、スミレ、ドライイチジク、ペッパー、ローストしたオークのノートが混じり合う。そしてスモーキーなニュアンス。なめし革やジャーキー、タバコ、木材、シナモンなどの香りが次々と現れ複雑さが増す。アタックはソフトでなめらか。ビロードのような舌触りで、スパイシーながら好意的な果実感で満たされる。瑞々しく程よい酸度、豊かなタンニンが調和しており綺麗に溶け込んでいる。力強い個性で知られるアリアニコだがノランテにかかれば単に味濃くスパイシー、重い味わいに留まらない。フルボディにも柔らかくしなやかな質感と果実味は芳醇ながら伸びやかで口中に染み渡る。ノランテのワインはバランスの良さが光る。料理とともに楽しみたい。

【合わせるお料理】
前菜、白身や赤身肉のロースト、牛肉のカルパッチョ、シチュー、ジビエ、治部煮、熟成チーズなど。

産地:イタリア モリーゼ州
品種:アリアニコ100%