ジャン・マルク・ヴァンサン「サントネ・ルージュ 1er Cru レ・グラヴィエール」
曽祖父の時代から受け継ぐ複雑性と凝縮感、エレガンス
「ジャン・マルク・ヴァンサン」その2
本日はジャン・マルク・ヴァンサンから「サントネ・ルージュ プルミエ・クリュ レ・グラヴィエール」のご紹介です。
グラヴィエールの土壌は石灰・粘土質で、サントネの畑の中ではコート・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタンやニュイ・サン・ジョルジュに似通った要素をもつと言われています。ブドウ樹の樹齢は65年の古木です。1.15ヘクタールの小さな区画のため生産本数が少なく、日本には年間360本程しか入荷しないという代物です。
ジャン・マルク・ヴァンサン サントネ・ルージュ プルミエ・クリュ レ・グラヴィエール 2013
Santenay Rouge 1er Cru Les Gravières /Jean-Marc Vincent
香りにはラズベリーやプラム、イチジク、バラのドライフラワー、ドライハーブ、そして木樽からくるバニラやクローブ、シナモンなどのスパイシーなノート。続いてタバコ、皮革、腐葉土、マッシュルーム、ミネラル、仄かなリコリスのニュアンスが加わり熟成による複雑なブーケが魅了する。アタックはなめらかで濃密な果実感、舌触りがシルキーでやさしいタンニンと酸味が綺麗に溶け込んでいる。口溶けのよいスムーズな口当たりで、輪郭はあるが丸みを帯びており繊細、しっかりとした骨格をもつ。やや高めの酸度ながら嫌みのないエレガントな仕上がり。飲むほどに美味しさが込み上がる。ほんのりと甘い果実と香ばしいオークのフレーヴァーが持続し、うっとりとした長く続く余韻を持つ。
【合わせるお料理】
牛肉の赤ワイン煮込み、鴨肉と葱のソテー、北京ダック、東洋のスパイスが効いた肉料理など。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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