コクがあるが重く残らずエレガント「CHトゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュ」
シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュは、サン・ジョルジュ村の粘土石灰質土壌からなる南向きの斜面にあります。ロバート・パーカーやデヴィット・ペパーコーンに、天才とかワイン造りの名人などと高く評価されており、かつてオーゾンヌやベレールの支配人を務めたパスカル・デルベックと彼のスタッフによって行われています。
AOCは、サン・ジョルジュ・サン・テミリオン。4つあるサン・テミリオン衛星地区のうち、サン・ジョルジュ・サン・テミリオンは最もサン・テミリオンの畑に近く、ワインはコクがあるが重みや粗さを感じさせず、タンニンも豊富で、比較的早くから楽しめるものから長熟なものが造られています。
シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュ 2010
Château Tour du Pas Saint-Georges
香りにはブラックチェリーやプラム、ミント、ブラックペッパー、オリーブ、樽からくるバニラや杉、お香、トースト、コーヒーのノート。そしてなめし革、トリュフ、湿った石のニュアンス。熟成による腐葉土や野性味があらわれ始めており複雑性が感じられる。アタックはやや強くなめらか。アルコール感のあるしっかりとした酒質ながら味わいは丸く柔らかなテクスチャー。こなれたタンニンが存在し、果実味と穏やかな酸味とのバランスがよい。コクがあるが重く残らずエレガントな仕上がりで、アフターに芳しいオークのフレーヴァーが持続する。タンニンが豊かで長期熟成が期待できるうえ早くから美味しく楽しめる。すぐ飲むのであれば早めの抜栓かデカンタージュを。(私的:バキュヴァン無しで程よく酸化した二日目が好み)
【合わせるお料理】
フィレ肉や鴨肉のロースト、ジビエ、茸料理、サーモン、焼いた川魚料理など。
産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ65%、カベルネ・フラン35%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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