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2018年4月

熟成により真価を発揮する古典派ブルゴーニュ「ドメーヌ・ポティネ・アンポー」

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ドメーヌ・ポティネ・アンポーはモンテリーに本拠を構えており、モンテリーはもちろんのことピュリニー・モンラッシェやムルソー、オークセイ・デュレス、ヴォルネイ、ポマールなどに計8haの畑を所有しています。15歳から当主を務め、これまで59ヴィンテージを世に送り出してきた老舗のドメーヌです。

低収量を守りテロワールを尊重したワイン造りは、熟成により真価を発揮するクラシカルなスタイルです。エレガントで美しい酸こそ彼の手掛けるワインの真骨頂ともいうべき点であり、まさに古典派ブルゴーニュのお手本とも言える生産者です。現在は息子であるヴァンサンが引き継いでおり、さらなる品質の向上を目指しています。ヴァンサンがセラーでテイスティングをし、飲み頃と判断したものを出荷します。地下カーヴに眠る至宝の古酒は多くのファンを魅了してやみません。

本日はムルソー プルミエ・クリュ シャルムをご紹介します。

ドメーヌ・ポティネ・アンポー ムルソー プルミエ・クリュ シャルム 2000
Meursault 1er Cru Charmes /Domaine Potinet-Ampeau

香りにはアプリコットや蜜リンゴ、マンゴーなどの熟した果実に、シトラスや菩提樹、八角、蜂蜜のノート。そして樽熟由来のバニラやクレームブリュレ、焦がしキャラメルの香り。さらにバター、マッシュルームの香りなど次々と新たな香りが現れる。微かに火打石のようなミネラルのニュアンス、塩気も感じられ複雑性に富む。アタックはソフトでなめらか。果実味は濃密でインパクトが抜群で“シャルム”の特徴である“力強さ”が明確に体現されている。味わいはリッチでオイリーなテクスチャー。厚みのあるボディにもバランスがよく、未だフレッシュな酸と豊富なミネラルが味わいを支えている。風味の広がりが豊かで、その中にも光る素晴らしいグリップ。十分なコクとアルコール分を備えており、熟成により開花した華やかな余韻が続く。

合わせるお料理
仔牛や鶏肉のホワイトソース、牛フィレのステーキ、フォワグラ、オマールや伊勢海老のソース添え、アナゴの鮨など。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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標高の高い畑に、高樹齢のブドウ樹「ボデガス・タマラル」

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高品質なワイン造りを求め、サンティアゴ家が1997年に設立した家族経営のボデガです。サンティアゴ家はタマラルを設立する前から数十年に渡り、葡萄栽培およびワイン造りに携わり、現在のオーナー セルヒオ・オチョワは4代目に当たります。自社畑、約50haと長期契約の古い畑(それぞれの区画はとても小さく、高樹齢)が100ha、合計150haでワイン造りを行っています。栽培しているのはすべてティント・フィノ(テンプラニーリョ)です。ペスケラ・デ・ドゥエロに25haとパディージャ・デ・ドゥエロに15haある自社畑は、タマラル設立前よりオーナーのサンティアゴ家が所有していたものです。

タマラルの特徴は、葡萄畑全体の30%が樹齢100年を超える古樹であるという点です。また50%以上の畑は標高900m以上の高い場所に位置し、夏は暑く、冬は非常に寒くなります。また日中の寒暖差も大きいため、葡萄はゆっくりと成熟し、フレッシュな酸が保たれます。樹齢の高い葡萄、標高が高い畑という条件が合わさり、素晴らしく集約され、しっかりと骨格のあるワインが生まれます。

本日はタマラル・ロブレをご紹介します。ロブレは、「樫、オーク材」の意味です。フレンチオークとアメリカンオークで4ヶ月熟成させます。樹齢:30年。

タマラル・ロブレ 2015
Tamaral Roble

香りには野生のベリーやプラム、ドライイチジク、ハーブ、バラのドライフラワー、ブラックペッパー、そして樽熟由来のバニラやチョコ、シナモン、タバコなどの香り。果実と樽のフレーヴァーが一体となる芳しい香りで、同時に大地に通ずる温かみが感じられる。アタックはソフトでなめらか。柔らかなタンニンが溶け込むスムーズな飲み心地。果実味は伸びやかに広がり、味わいは丸く、ウッディーかつスパイシーさが心地よいアクセント。辛口の中にも純粋さとフルーティーさを損なっておらず、しっかりとした酸が下支えになりそのフレッシュさをキープする。中位の深みとコクを備えたオークのフレーヴァーが持続する。

合わせるお料理
仔羊のグリルやミートローフ、スパイシーチキン、ソーセージ、挽肉と茄子のトマト煮、パエリアなど。

産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州
品種:ティンタ・フィナ(テンプラニーリョ)100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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第12回「ワインの気持ち」開催のお知らせ

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日頃よりカーヴ・ド・ヴェレゾンをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。当店主催のワイン会、「ワインの気持ち」を開催いたします。今回で12回目になります。

テーマ:店主主催のワイン会に参加しませんか?-Vol.1-

長らくお待たせしまして申し訳ございません。2018年度、最初のワイン会を開催いたします。今回の内容は少し趣向を変えまして、店主 本田が独断と偏見でワインをセレクトいたします。もちろんこれまでも店主がセレクトしているのですが、今回はテーマを設けずに純粋に今飲みたいワインをワイン好きの皆様とゆったりと飲んで語り合おう、という会です。イメージ的には友人同士で気軽に「ワイン会やろう!ワイン飲もう!」こんな感じです。

※少人数制6~12名程でテーブルを囲み、ゆったりとした雰囲気の中でワインとお食事、会話を楽しむ会です。

【日時】5月12日 19:30~(受付19:00~19:30)
【場所】カーヴ・ド・ヴェレゾン店内 ワイン会Room
【ワイン】6種類
【食事】軽食(ケータリング、その他)
【会費】6,480円(税込)
【定員】6~12名

■問い合わせ先
カーヴ・ド・ヴェレゾン 076-225-3515

注意事項を必ずお読みくださいませ。

※注意事項※
・会費のお支払は現金のみでお願いします。
・事前に人数分の食事とワインを手配しております。無断欠席によるマナー違反はお控えください。キャンセルはなるべくないようにお願いします。
・ワインの薀蓄や人気銘柄を飲んだという自慢話をされたい方はご遠慮ください。
・会は禁煙です。また、過度な香水など香りが強いものはご遠慮ください。
・料理は軽食(ケータリング、その他)です。
・ワインは各種グラス1杯が基本です。当日の参加者様の流れをみて次のワインに移ります。
・飲酒運転、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
・当日は『ワイン会』のため、18時までの営業とさせていただきます。

力強さとフィネスの素晴らしいバランス「ベスラ・ド・ベルフォン ミレジム」

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1930 年、当時パリで最高級のレストランであった"La Samaritaine de Luxe" からの要望をうけ、「デリケートで軽やかな泡の、食事全てを通して楽しめるシャンパーニュ」を造り上げたメゾン“ベスラ・ド・ベルフォン”。食中酒としてのシャンパーニュというコンセプトのもとに造られた、この“キュヴェ・デ・モワン”はメゾンの看板商品であり、今も世界中のグルメに愛されています。

キュヴェ・ド・モワンは食事に合う傑作ワイン

キュヴェ・ド・モワンは80年以上の歴史ある、最高品質のシャンパーニュを使用した特別であり唯一の製法の代表作です。高い割合で特級と1級のワインを使用して生産しています。ティラージュ・リキュールの使用は最小限であり、その結果、生じる泡はより軽く、より穏やかです。深さのある新しいセラーはゆっくりとした瓶内二次発酵を可能にし、なめらかで持続性のある泡の発展を促進します。繊細な泡と泡立ちの軽さはクリーミーな風味を与えています。くちに含んだ瞬間からその「感覚」を感じるでしょう。キュヴェ・ド・モワンは食事に合う傑作ワインとして特別に作られたシャンパンなのです。

本日はブリュット ミレジムをご紹介します。力強さとフィネスの素晴らしいバランス。正に、食事と併せて楽しむ卓越したシャンパーニュです。

ベスラ・ド・ベルフォン キュヴェ・デ・モワン ブリュット ミレジム 2006
Cuvée des Moines Brut Millésime /Besserat de Bellefon

香りには蜜リンゴや梨の洋菓子、シトラス、フルーツゼリー、そしてトースト、アーモンドのビスコッティ、ミント、ジンジャーやアニスなどのスパイス、チョーク、ミネラルのノートが混じり合う。濃縮感があり表現力に富んだ複雑な香りで、その中にも品格が溢れている。口に含むとなめらかでクリーミーな質感と、同時に活発で酸の豊かさが感じられる。香り同様の果実感に加えて、香味の広がりが素晴らしい。味わいは濃密で、かつミネラルを含んでおり力強さとフィネスとの見事なコントラスト、洗練されつつも寛大で親しみやすさがある。熟した風味ながらアフターにかけてドライ感、余韻はエキゾティックで果実のフレーヴァーが持続する。

合わせるお料理
赤身肉と茸の料理、鶏肉のトリュフ添えや茸のクリーム煮、フォアグラ、ホタテのグリエなど。

所在地:シャンパーニュ地方 エペルネ
品種:シャルドネ54%、ピノ・ノワール15%、ピノ・ムニエ31%
タイプ:スパークリングワイン 白 辛口

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コンセプトは"自然との共存" 「ジャン・リュック&エリック・ビュルゲ」

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ジャン・リュック&エリック・ビュルゲ(ドメーヌ・アラン・ビュルゲ)

先代のアラン・ビュルゲが1974年に設立したドメーヌ。当時はわずか2.1haの小さなドメーヌとしてスタートしました。現在は、息子のエリック・ビュルゲ&ジャン・リュックの兄弟がドメーヌを引き継いでいます。91年に逝去した父の遺産となる畑など、設立より除々に畑を買い足し、現在は7haを所有しています。

先代アランの頃より有機栽培に力を入れており、この村における有機栽培のパイオニア的な存在として他の生産者からは尊敬の念を抱かれています。認証取得はまだ行っていませんが、1977年から厳格なリュット・レゾネを実践しており2012年からビオロジック、2013年からビオディナミへと転換。

その「自然との共存」と言うコンセプトは醸造の過程においても変わりません。限りなく自然に任せる事をモットーとし、最低限の人的介入のみを行うことでテロワールを表現することに成功しています。

ジャン・リュック&エリック・ビュルゲ ジュヴレ・シャンベルタン サンフォニ 2014
Gevrey-Chambertin Symphonie /Jean-Luc & Eric Burguet(Domaine Alain Burguet)

香りにはチェリーやラズベリー、プラムなどの果実香にバラやドライハーブ、スパイシーなオークのノートがアクセント。木樽由来のバニラやシナモン、そして黒糖のような香りが華やかさを引き立たせ、後になめし革や紅茶葉、苔、茸、ジビエなどのブーケがあらわれる。洗練された趣があり複雑で奥行が感じられる。アタックはなめらかで果実味が豊か。集約した旨みのあるリッチさとコクが備わっており十分な凝縮味、その中で味わいはしっかりと辛口に仕上がっている。ストラクチャーは堅牢でタンニンはビロードのよう。現時点において酸度がやや高めだが嫌みが無く伸びやかで、申し分のないエキス分と新鮮でフルーティーな風味が楽しめる。すぐ飲むのであれば早めの抜栓かデカンタージュがおすすめ。

合わせるお料理
リブステーキ、赤身肉のロースト、豚の角煮、ジビエ、マグロの赤ワインソース煮、エポワスチ-ズなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン ミディアム-フルボディ

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年に一度のロゼワイン「ファンティーニ チェラズオーロ・ダブルッツォ」

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ファルネーゼが手掛けている、年に一度のロゼワイン

ルカ・マローニで、幾度となく最優秀生産者に選出されているアブルッツォの雄、ファルネーゼから人気のロゼワインが入荷しました。

ファルネーゼ ファンティーニ・チェラズオーロ・ダブルッツォ 2017
Fantini Cerasuolo d'Abruzzo /Farnese

≪Cerasuolo(チェラズオーロ)≫とは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォで造られるロゼワインだけに使われる特別な名前です。「さくらんぼ色」を≪cerasa≫と言い、ワインの色がさくらんぼを思わせることに由来します。

ファルネーゼのロゼワインは、年中いつでも造っているものではありません。それは、『ロゼはフレッシュな内に飲むのが一番美味しい!』と考えているからです。出来たてを味わって欲しいとの理由からファルネーゼでは、年に一度、春頃にリリースされます。和食や中華、エスニックなど、幅広いお料理と相性がよく春から初夏にかけてが、まさに旬のロゼワインです。飲み頃温度は10~12度くらいがおすすめです。

香りにはストロベリーやレッドチェリー、ピンクグレープフルーツ、ハイビスカスなどの華やかなアロマに爽やかなハーブ、ミネラルのノート。アタックは力強く爽快な飲み口で、小さな赤い果実にスパイス、ビターなミネラルの風味が混ざり合っています。新鮮でフルーティーな果実感に加え、ドライでさっぱりとした飲み心地の良さが特徴です。スッキリ感のあるチャーミングな味わいに仕上がっています。

産地:イタリア アブルッツォ州
品種:モンテプルチアーノ・ダブルッツォ100%
タイプ:ロゼワイン 辛口

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ドメーヌ・ルーロ・ラヴァーの方、必見。奇跡の再入荷です!新ヴィンテージ2015年

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コント・ラフォンやコシュ・デュリに次ぐムルソーのトップ生産者「ドメーヌ・ルーロ」

ルーロ・ラヴァーの方、必見。奇跡の再入荷!

待望の新ヴィンテージ2015年が奇跡的に再入荷しました。先月のリリース時には瞬く間に完売してしまったため(極少量というのもありますが)買いそびれてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?お求めの方はお早めにご検討ください。

■2015VT ドメーヌ・ルーロ 追加商品

ムルソー プルミエ・クリュ クロ・デ・ブシェール(単独所有畑)

ムルソー ティエ

ムルソー

ブルゴーニュ・ブラン

ムルソー村トップ生産者の一つ、ドメーヌ・ルーロ。現在はジャン・マルク・ルーロ氏が当主を務めています。1999年より一部ビオディナミを導入し、1ha当たりの収穫量を厳しく制限するなど、上質なブドウを得るために余念がありません。彼は、畑ごとの個性を前面に出したワイン造りを得意としており、その土地の特性を余すことなく表現することが彼のワイン造りの哲学です。天然酵母の使用や自然に任せた発酵など、しっかりとこだわりを持ち、ワインは香り高く、シルキーでなめらかな質感、重たさはなく引き締まっていてエレガントさが秀でています。

パーカー氏も、「ルーロのワインは純粋さと豊かさが結びついていて、端的に言うとフランソワ・ジョバール(引き締まり感)とコシュ・デュリ(豊かさ)が造るワインの中間のスタイルをしている」と述べています。今やドメーヌ・ルーロは、ムルソーの巨匠コント・ラフォンやコシュ・デュリに次ぐムルソーのトップ生産者として人気を博しています。

ドメーヌ・ルーロのワインはこちら

今年も募集中!「2018年度 フーバーさんの樽のオーナーになろう!」

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■2018年度 フーバー スティールクラブ 白 辛口 5本セット (お届けは2018年11~12月頃)

■2018年度 フーバー バリッククラブ 赤 マグナムボトル (お届けは2018年12月頃)

 

本日のワイン
「ベルンハルト・フーバー マルターディンガー・ビーネンベルク ヴァイサーブルグンダー トロッケン H 2016」

ちょうど去年の今頃にオーダーをかけていた“2017年度 フーバー バリッククラブ 白 辛口 5本セット”のワインが先月入荷いたしました。100%、VDP指定のグラン・クリュ区画の葡萄を使用した特別なものです。

2016年産は、あえて旧式のオリがたくさん出るプレス機を使用することにより、樽の中のオリの量は2倍になりました。この醸造方法は今まで最上級のシャルドネにしか行っていなかったもので、このオリとともに一年間寝かされたワインは力強さというよりも緻密さを増し、いつまでも口の中に余韻がただよう、1クラス上のワインに生まれ変わりました。

ベルンハルト・フーバー マルターディンガー・ビーネンベルク ヴァイサーブルグンダー トロッケン H 2016
Malterdinger Bienenberg Weißer Burgunder "H" Trocken /Bernhard Huber

アロマは新鮮で、ライムやミカンなどの柑橘類やリンゴ、キウイやグァバなどのトロピカルフルーツなどの果実香。そしてアカシア、ハーブ、ジンジャー、スパイシーなオークのノートが混じり合う。バニラやココナッツを思わせる上品な樽香。さらにチョークやスモーク、ミネラルのニュアンスが感じられ複雑かつ洗練された趣がある。アタックは爽やかでなめらか。力強い(豊かな)酸味と重厚な果実味を合わせ持ち、やさしい樽の風味が心地よいアクセント。ミネラルを含み、快活で現時点においてやや酸度が高めだが、濃密な果実感からさほど嫌みに感じさせずエレガントな味わいに仕上がっている。辛口で抜群の鮮度とキレのよさ。引き締まったフィニッシュにも十分なコクが備わっている。

合わせるお料理
淡泊な魚介料理、鶏や豚肉のソテー、和食全般、エスニック料理など。

産地:ドイツ バーデン
品種:ヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)100%
タイプ:白ワイン 辛口

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