果実の力強さがストレートに表れる実直なスタイル「エルヴェ・シャルロパン」
コート・ド・ニュイ地区の村名アペラシオンでコスパといえばマルサネと言っても過言が無いでしょう。ブルゴーニュ地方では唯一、赤・白・ロゼの3種類のワインを生み出すアペラシオンで、プルミエ・クリュやグラン・クリュが無いものの優れた畑が多く、一部の畑にプルミエ・クリュに昇格させようという動きもあるようです。その中でもコスパ抜群のワインを提供してくれるのがこのドメーヌ・エルヴェ・シャルロパンです。
父からドメーヌを引き継いだのは1985年。品質を追求する志は高く、例えば粘土石灰質の自社畑の可能性を探るべく土壌調査を行ったり、極力農薬を使わないなど、常に努力を怠りません。ワイン造りに対する真摯な姿勢は、品質にも表れてきます。今やフランス国内でも高く評価され、人気は急上昇。「1997年まではバルク売りしていた。」というエルヴェ氏の言葉が嘘のように現在ではリリース後即完売しています。
ドメーヌ・エルヴェ・シャルロパン マルサネ クロ・デュ・ロワ 2016
Marsannay Clos du Roy /Domaine Hervé Charlopin
香りにはラズベリーやブルーベリー、スミレ、ローズヒップ、木樽由来のバニラやシナモン、クローブなどのスパイスのノートが混じり合う。そしてカカオやマッシュルーム、硝煙のニュアンス。スモーキーな香りの中にも果実と花のアロマが一体となり際立った“華”が感じられる。アタックはふくよかでなめらか。濃密な果実味が口中に広がり、柔らかく、それでいてストラクチャーがしっかりとしている。ミネラルを含む立体的構造、タンニンはキメ細かく程よい酸度、バランスがとれている。果実の力強さがストレートに表れる実直なスタイルで、十分なコクと、アフターには果実とオークのフレーヴァーが持続する。初日はフレッシュで純粋に美味しいが、二日目は酸が落ち着きまろやかさが増す。すぐ飲むのであればデカンタージュがおすすめ。
合わせるお料理
牛や鴨肉のロースト、ジビエ、ソーセージ類、マグロのカルパッチョなど。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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