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天賦の才能と人生を表現しようとするこだわり「テヌータ・ディ・トリノーロ」

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名もない荒地に過ぎなかったトスカーナ・サルテアーノの地を、一気に世界レベルへと一躍有名にしたテヌータ・ディ・トリノーロ。1980年頃にここを訪れ、「今では見ることのない100年以上前のトスカーナの田舎を感じた」と語るオーナーのアンドレア・フランケッティ氏が独自で設立したワイナリーです。2.5haから独学でワイン造りを開始し、1995年にファーストリリースを迎えて以来、フラッグシップの「テヌータ・ディ・トリノーロ」はワイン・アドヴォケイト誌ですべてのヴィンテージにおいて90点を下回ったことがありません。

出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度を1haあたり10,000株まで上げるなど改革を進め、今では葉の色を見るだけで、ブドウが今何をしているかわかるといいます。そうして生まれたワインは、ボルドーのトップ・シャトーにも負けない品質にまで高められました。土地のバランスが崩れることを恐れ化学肥料は使用せず、また堆肥は強すぎるので殆ど使用しません。全ては土地に対してソフトでなければならないと考えています。畑の手入れ度合いもイタリアでは最高峰の一つと言えます。

本日はテヌータ・ディ・トリノーロのセカンドワイン、「レ・クーポレ・ディ・トリノーロ」のご紹介です。ヴィンテージは2015年です。前年の2014年は難しい年といわれながらもワイン・スペクテイター誌では2016年度 世界のトップ100ワインに選出され、ボルドーやカリフォルニア、ピエモンテなどの銘醸ワインが鎮座する中、堂々の29位にランクイン。もはやセカンドワインのレベルを超越しており、独自の個性、世界観を見事に体現しています。

テヌータ・ディ・トリノーロ レ・クーポレ・ディ・トリノーロ 2015
Le Cupole di Trinoro /Tenuta di Trinoro

香りにはブラックチェリーやラズベリー、プラムなどの果実香にドライハーブ、ミント、ペッパーやシナモンなどのスパイス、上品なオークのノートが混じり合う。バニラや甘いタバコ、コーヒー、トーストなどの芳しさ。そしてタール、大地、石などのブーケが折り重なり複雑性が増していく。アタックはなめらかで、果実味が染み入るように広がり、実直な個性、現時点で既にまとまりの良さが光る。タンニンは継ぎ目がなくシルキーで上品な酸味が調和。しっとりとしつつ、味わいはドライでダークフルーツにスパイス、タバコ、リコリスの風味が混ざり合う。ミネラル感も申し分なく洗練された趣。高アルコール分を感じさせないまでの果実感があり絶妙の甘辛度を保っている。しなやかな曲線美はまさに真骨頂と言え、親しみやすくもエレガントで、長く続く余韻をもつ。

合わせるお料理
牛フィレやラム肉のロースト、トリッパ(牛の胃)や白身肉のトマト煮、ラザニアなど。

産地:イタリア トスカーナ
品種:カベルネ・フラン58%、メルロ32%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%、プティ・ヴェルド4%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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