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サン・テステフを代表するクリュ・ブルジョワ「CH ボー・シット」

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シャトー・ボー・シットは、ポイヤックのバタイエやサン・テミリオンのトロット・ヴィエイユ、ポムロールのドメーヌ・ド・レグリーズなど数々の銘醸シャトーを所有するカステジャ家がオーナーで、サン・テステフの北寄り、ジロンド河から2kmほど内陸に入った緩やかな傾斜にあります。シャトーからジロンド河を見下ろす素晴らしい眺望が望めるということで「美しい眺め=Beau Site」と名付けられました。

近隣にカロン・セギュールの畑が広がる恵まれた地で、樹齢約40年のカベルネ・ソーヴィニヨンにメルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが植えられています。ワインはクラシカルなスタイルで、近年のヴィンテージでは70%程度の高比率でカベルネ・ソーヴィニヨンが占めています。若いうちはタニックで生硬な印象ですが熟成することで上質なしなやかさとコクのある味わいを楽しむことができます。

本日は15年熟成、2003VTをご紹介します。

シャトー・ボー・シット 2003
Château Beau-Site

香りにはブラックベリーや煮詰めたプラム、オリーブ、リコリス、ドライフラワー、ブラックペッパー、木樽由来のバニラやスモーク、トースト、モカなどの芳しさ。独特の土っぽさに加えて熟成による腐葉土や茸、なめし革の香り、そして杉やクローブ、シナモンなどのスパイシーな香りがあらわれる。アタックはソフトでなめらか。タンニンは豊富だがキメ細かく酸味が溶け込んでおりバランスがとれている。若いうちは堅牢であろう骨太なワインも熟成が進んだことで味わいはまろやかでスムーズな飲み心地で、飲むほどにその深みが増していく。立体的構造のフルボディ。厚みがありコクとじんわりと広がる旨みが堪能できる。

合わせるお料理
牛や仔羊のロースト、ビーフシチュー、豚の角煮、茸のソテー、オリーブオイル料理など。

産地:フランス ボルドー地方 メドック地区
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
タイプ:赤ワイン フルボディ

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