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テロワールを尊重したワイン造り「CH フルール・オー・ゴーサン」

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『ヴィンテージごとに異なる物語がある。我々はそれを受け入れ、寄り添うようにしている。』

そう語るのは、フロンサックの西、ヴェラック村に位置するシャトー・フルール・オー・ゴーサンの4代目当主エルヴェ・リュイエ氏。エルヴェが目指すのは、テロワールを尊重したワイン造りであり、そのアプローチにおいて自然が最も大きな力を持つと考えています。しかし、それは熟成を待たなければ飲み頃にならないワインと言う意味ではありません。彼のワインの特徴は“フィネスとエレガンス”であり、豊かなアロマと力強いタンニンが素晴らしく調和しています。

本日は、良い年にしか造られない“テール”をご紹介します。

石灰岩を多く含む粘土質土壌、南向きで日当たりのよい場所にあります。葡萄の平均樹齢は30年。植密度は4,500本/ha、収穫量は45hl/haです。質の高い葡萄を得るため、芽かき、グリーンハーベストを行い、葡萄が完熟するように葉落としの作業を丁寧に行います。収穫は葡萄の温度が上がらないように夜間に行います。アルコール発酵前に7度で48時間、低温マセラシオンをおこないます。発酵は温度コントロールしたステンレスタンクで行います。熟成は400Lのオーク樽で6ヶ月行います。ボルドーでは熟成に225Lの樽を使うことが一般的ですが、樽のニュアンスを強くさせず、果実味を豊かにしたいと考えているため400Lの樽を使います。清澄せず、フィルターもかけません。

テール シャトー・フルール・オー・ゴーサン 2009
"Terre" Château Fleur Haut Gaussens

香りにはブラックベリーやプラムなどの果実香にスミレ、ローリエ、木樽由来のバニラやコーヒー、チョコ、ロースト香が混じり合う。そしてクローブやナツメグなどスパイスの香り。皮革、腐葉土、微かに森の下生えのようなニュアンスをもつ。アタックはソフトでなめらか。熟したタンニンが溶け込むまろやかな口当たりで包み込むような豊かさと質感が感じられる。濃縮味があり穏やかな酸から飲みやすい印象、それでいてアルコール感が充実しておりこのクラスとしては余韻の長さが突出している。豊満で味わい深きボルドーワイン、親しみやすい味わいの中にも複雑さが感じられる。

合わせるお料理
仔羊の香草ロースト、肉煮込み料理、すき焼き、肉じゃが、牛タンシチューなど。

産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ90%、カベルネ・フラン5%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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