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ご存知ですか? "ロートギプフラー"と"ツィアファンドラー"

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ロートギプフラー”と“ツィアファンドラー” Rotgipfler X Zierfandler

日本ではあまり聞きなれない葡萄品種“ロートギプフラー”と“ツィアファンドラー”は、ほぼオーストリアのニーダーエステライヒ テルメンレギオンでのみ栽培されている希少な固有品種です。前者はトラミネールとローター・ヴェルトリナーの交配種で、後者にいたっては未だ未特定のようですが前述のトラミネールとローター・ヴェルトリナーとの関係性があるとも考えられています。互いにブレンドされることが多い兄弟品種で、完熟したブドウから高いエクストラクトExtraktと心地よい酸、繊細な香りを持ったワインが生まれます。 オーストリアを代表する葡萄品種“グリューナー・ヴェルトリーナー”に続き、最近目にするようになりました。

ワインは「ヨハネスホフ・ライニッシュ」から。

まずはロートギプフラー100%。エレガントで力強く、クリーミーで官能的な柔らかさ。

サッツィング・ロートギプフラー 2013
Satzing Rotgipfler /Johanneshof Reinisch

香りには熟れたピーチやアプリコット、ライチ、ジャスミン、そして木樽由来のバニラやスモーキーな香りをアクセントに、洗練されつつもほんのりと甘さがありエレガント。ハチミツの香りやオイリーなニュアンスと、僅かに塩気が感じられ複雑性に富んでいる。口に含むとなめらかでパワフルなボディ感。テイストは丸く柔らかで、「構造」を伴う「厚み」が感じられる。香り同様にほんのりと甘さのある果実味がゆったりと広がり、風味は違えどそのボリュームと質感は、上質なシャルドネを彷彿とさせる。未だ鮮度がありプリッとした食感と、余韻の長さが秀でている。飲み頃温度はやや高く10~12度と高め、冷やし過ぎにご注意を。

合わせるお料理
クリームソース系料理、チキン、天ぷら、寿司、アジアン料理など。

 

続いてブレンド(ツィアファンドラー60%、ロートギプフラー40%)。エキゾチックな果実のアロマ、活気があり次第にふくよかさが増していく。

グンポルツキルフナー・トラディツィオン 2016
Gumpoldskirchner Tradition /Johanneshof Reinisch

香りにはマンゴーやライチ、アプリコットなどのフルーティーなアロマが支配的で、スパイスのヒントにジャスミンやポプリ、柑橘類の皮、ジンジャーを思わせる。そして洗練されたミネラルのニュアンスと、僅かに塩気も感じられる。口に含むと爽やかで、ジューシーな果実感。活気に満ち溢れた爽快な飲み口ながら、次第にふくよかさが増していく。酸味は穏やかで高密度なミネラルが味わいを支えておりしっかりとした構造をもつ。その上で柔らかな印象、味わい深き濃密さと心地よいさっぱり感を兼ね備えている。余韻も長く楽しめる。

合わせるお料理
お出汁系料理、寿司、揚げ物、鶏や豚肉のロースト、スパイシーなアジアン料理など。

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左:ロートギプフラー、右:ツィアファンドラー