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自然を愛で樹々と語る遅咲きの趣味の人「マルティン・ヴァスマー」

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ドイツのトスカーナとも称される、温暖な天候と地形に恵まれたバーデン最南部のマークグレーフラーラントに「マルティン・ヴァスマー醸造所」はあります。創業者マルティン・ヴァスマー氏は1961年生まれ。元は農家の家系で自身ではホワイトアスパラガスを栽培し、これが見事成功を収めます。ところがホワイトアスパラと地元のワインを味わうたびに違和感を覚えたといいます。“もっと美味しいものができるのではないか”と。そして1997年、37歳にして醸造所設立を決意しました。

翌年にはブルゴーニュ、シャンボール・ミュジニーの銘醸アミオ・セルヴェルにて研修を積み、設立して間もないながら「マークグレーフラーラント シュペートブルグンダー 2015」が、ワインガイドVinumにて最優秀コストパフォーマンス賞を受賞し、その実力が認められています。

本日は上記受賞したシュペートブルグンダー赤とミネラリックな果実味が弾けるミュラー・トゥルガウ白をご紹介します。

まずはシュペートブルグンダー

マルティン・ヴァスマー マークグレーフラーラント シュペートブルグンダー 2015
Markgräflerland Spätburgunder Trocken /Weingut Martin Waßmer

香りは、バニラや香木を思わせる芳しいオークのノートが印象的で、熟したラズベリーやチェリー、プラムなどの凝縮した果実香をやさしく包み込むように広がる。他にローリエやポプリ、クローブ、タバコの葉、皮革のヒント。ほんのりと甘さがただよい、複雑性も感じられる。口に含むとソフトでなめらか。生き生きとした果実味が瞬く間に広がり、味わいはリッチで明朗、濃縮感がある。樽感が少し前に出るも嫌みがなく、フレッシュな酸味が調和。全体に旨みが行き渡り、タンニンは丸くキメ細やか、味わうほどにその美味しさが込みあがってくる。近づきやすく、ブルゴーニュワインの同価格帯で見れば間違いなくワンランク上の味わいで、アフターフレーヴァーの広がりが秀逸。

合わせるお料理
鴨肉のロースト、鴨と葱の陶板焼き、ソーセージ、スモークベーコン、カツオのカルパッチョなど。

 

続いてミュラー・トゥルガウ

マルティン・ヴァスマー バート・クロツィンガー シュタイングリューブレ ミュラー・トゥルガウ 2017
Bad Krozinger Steingrüble Müller Thurgau Trocken /Weingut Martin Waßmer

香りはフレッシュさが前面にあらわれるアロマティックな果実香が支配的で、グリーンアップルやマスカット、梨、ライム、白い花を思わせる。そしてミントやローズマリー、ホワイトペッパー、鉱物のヒント、塩気のあるミネラルをアクセントに華やかさが際立っている。口に含むと爽やかでクリスピーな飲み心地。ミネラリックな果実味が弾ける様に広がり、僅かにガスっぽい印象、軽快な中にも味わいに深みが感じられる。辛口にしてほんのりと甘く、それでいてキレがよい。純粋で、ミネラルとジューシーな果実味とのバランスが優れている。フレッシュで美味しい、引き締まったフィニッシュ。

合わせるお料理
サラダ、白身魚のカルパッチョ、オリーブオイルを使った魚介料理、天ぷら、和食、手巻き寿司など。

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