名声を取り戻したマルゴーの銘醸「シャトー・カントナック・ブラウン」
名声を取り戻したマルゴーの銘醸「シャトー・カントナック・ブラウン」
マルゴー村の中心に位置し、メドック格付けでは第三級にランクインするシャトー・カントナック・ブラウン。その独特な建築様式、「チューダー様式」で建てられた城館はメドックの至宝の一つに数えられています。
土壌は砂礫質。肥沃と呼ぶにはほど遠く、一般にエレガントなワインが出来にくいとされていますが、地下深く根差したブドウ樹とブドウ栽培スタッフの巧みな技術によりテロワールを表現した豊かなワインが造り出されています。2000年代に入り品質が格段に向上。リュット・レゾネを実践し、四季を通じてブドウ樹にはケアが施され、収量に関しても徹底した管理が行われています。
本日は2012年ヴィンテージをご紹介します。
シャトー・カントナック・ブラウン 2012
Château Cantenac Brown
香りはブラックベリーやブルーベリー、カシスなど熟した果実のアロマに、リコリスやシトラス系の紅茶、ベルガモットを想わせる。甘く爽やかな香りで、それでいて温かみがある。そしてバニラや杉、香木、チョコなど心地よい樽の香りに、土、ミネラルのニュアンスも感じられる。口に含むとソフトでなめらか。シルキーな舌触りで、しっかりとした骨組みながら柔らかく果実味とのバランスに優れている。旨みがたっぷりとしていてジューシーで、熟したタンニンが絡み合う。現時点において、幾分若さを感じるが、これはこれで純粋に美味しさが込みあがる。クリーミーな樽のニュアンスを感じながら熟し具合は良好、アフターにかけてほろ苦さが完璧にマッチする。
合わせるお料理
牛フィレや鴨肉のロースト、ジビエ、茸炒め、濃厚なソースの煮込み料理など。
産地:フランス ボルドー地方 マルゴー村
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロ35%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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