豊かなミネラル感と美しい酸とのバランス。「ジャン・ルイ・シャヴィー」
豊かなミネラル感と美しい酸とのバランス。複雑で、気品のあるピュリニー
「ジャン・ルイ・シャヴィー」
懐かしきジェラール・シャヴィー。
ピュリニー随一のコストパフォーマンスの高さで人気を博していたドメーヌでしたが、2002年にジェラールが引退。その後は2人のご子息、兄ジャン・ルイと弟アランが畑を半分ずつ分割相続して独立しました。
清涼感とフィネスに溢れていた父ジェラールのスタイルを受け継ついだのは兄ジャン・ルイでした。ピュリニーならではの豊かなミネラル感や美しい酸とのバランスを重視し複雑で気品のあるワインには、たっぷりとしたミネラルの旨味が感じられます。
本日は一級シャン・ガンとピュリニー村産のブドウでつくるレジョナルをご紹介します。
まずは一級シャン・ガン、樹齢45年以上のVV。
ジャン・ルイ・シャヴィー ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・シャン・ガン 2016
Puligny-Montrachet 1er Cru Les Champs Gains /Jean-Louis Chavy
香りはサンザシ、レモングラス、オレンジの花、ファジーネーブル、グリーンアップル、石灰的なミネラルのヒント。次第に熟れたトロピカルフルーツの香りが増していき、さらにヘーゼルナッツやバター、蜂蜜の香りが現われる。口に含むとスムーズ。旨みのあるジューシーな風味が染み渡り繊細にして素晴らしい凝縮味と質感をもつ。若々しいが、これはこれで現時点でも素直に美味しい。ミネラルを含む柔らかなボディ感に包み込むような寛大さと優雅さが感じられる。樽感も強すぎずピュアで、エレガントなスタイルが見事に確立されている。
合わせるお料理
仔牛の蒸し焼き、オマール、魚の網焼き、スモークサーモンのカルパッチョ、寿司、天ぷら、エビとサフランのリゾットなど。
続いてレジョナル。
ジャン・ルイ・シャヴィー ブルゴーニュ シャルドネ 2017
Bourgogne Chardonnay /Jean-Louis Chavy
香りはレモンやグレープフルーツ、ピーチ、野生の白や黄の花、カルダモン。そしてスパイシーなオークの香りに、特徴的な火打石やミネラルのヒント。なめらかで爽やかなアタック。繊細だが、ミネラルが充実し芯が強く果実味は集約感がある。酸味はキメ細やかでバランスがとれており活気のある心地よい酸度と、中庸のボディ感を携える。伸びやかで包み込むようなテクスチャー。フィニッシュはフレッシュ、余韻は長く洗練されている。
合わせるお料理
海老、魚の網焼きや蒸し焼き、寿司、フグ料理、天ぷら、鶏肉のソテーなど。
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口
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