復活を遂げた格付第三級トップ・シャトー「シャトー・キルヴァン」
復活を遂げた格付第三級トップ・シャトー「シャトー・キルヴァン」
1855年のメドック格付け時に第三級のトップに位置づけられた「シャトー・キルヴァン」。今や安定した品質を誇る人気のシャトーですが、格付け制定以降は、年々品質は下降をたどり1990年代半ば頃まで低迷期にありました。生来の深みやフィネスは微塵も感じられず、とても格付けに見合ったものではありませんでした。
改革を迫られたシャトーは、品質向上が急務。過去の名声を取り戻すべく醸造コンサルタントに名手ミシェル・ロラン氏を招聘しました。その結果、ワインのスタイルは飛躍的に向上し、力強さとエキス分に溢れた風味、そして格付けシャトーの威厳を見事に取り戻すことに成功したのです。
本日は2006年ヴィンテージをご紹介します。
シャトー・キルヴァン 2006
Château Kirwan
ブラックベリーやプラムの香りに、スミレ、リコリス、スパイスのヒント。さらにバニラやチョコ、スモークなど上品な樽のニュアンスが加わりタバコ、なめし革、鉛筆、茸など、次々に熟成香が現れる。口に含むとスムーズでなめらか。しっとりとした質感に、豊かな果実味が伸びやかに広がる。ほんのりと甘いテイスト。そこに新鮮なスパイシーさとオークの要素が溶け込み、2006年に至っては格付けシャトーたる品格はもちろん、より果実感を感じ近づきやすさがある。タンニンはキメ細かく円やかで、穏やかな酸とバランスがとれている。
合わせるお料理
赤身肉を中心とした料理、鴨肉のロースト、ジビエ、すき焼き、豚バラ肉料理、茸料理など。
産地:フランス ボルドー地方 マルゴー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ37%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド10%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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