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2020年7月

樽熟成に向くと判断した良い年のみ造られる特別キュヴェ「バルベーラ ダルバ マチネ」

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樽熟成に向くと判断した良い年のみ造られる特別キュヴェ「バルベーラ ダルバ マチネ」

早起きは三文の徳と言いますが、
生産者も美味しいワインをつくるべく、朝早くから頑張っています。

本日のワイン
グラッソ フラテッリ バルベーラ ダルバ マチネ 2015
Barbera d’Alba Matiné /Grasso Fratelli

「マチネMatiné」とは、ピエモンテの方言で「早起きする人」のこと。
樹や房の状態を見るために早起きして、畑に行き、よく働くというグラッソ フラテッリ。

彼らは自然環境を大切に考えており、EUの有機農産物に関する規則である2078/92CEEを遵守しています。土壌の分析をして、農薬の散布は極力避けるようにし、ビオで認可されているものしか使用していません。

良質なブドウから美味しいワインをつくるのは、決して簡単なことではありません。生産者や自然の恵みに感謝しながらゆっくり味わいたいと思います。今回はグラッソ フラテッリを取り上げましたが、いつも口にするワインが美味しいのは、つまりはそういうことです。

Tasting…

香りは濃縮感が漂い、熟したプラムやブラックチェリー、リコリスのアロマが魅力的。そしてシナモンやペッパーなどのスパイス、ハーブの香りに、バニラやチョコ、タバコ、土などの複雑なニュアンスをもつ。口に含むとスムーズでなめらか。バルベーラらしいしっかりとした酸を感じながら果実味は濃厚で、タンニンはこなれており質感がある。野性味のある赤や黒のベリーやチェリーを想わせ、エキス分が充実し、それでいて味わいはドライ仕立て。一見パワフルな印象だが、口当たりが良く突出した長い余韻へと誘ってくれる。またアルコール度数は15度と極めて高い。

合わせるお料理
仔羊や鴨肉のロースト、ジビエ、ミートソース料理、ラザニア、熟成チーズなど。

産地: イタリア ピエモンテ
品種: バルベーラ100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ

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伝統ある生産者「アルジャーノ」 エレガントでパワフルなスタイルのブルネッロ

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伝統ある生産者「アルジャーノ」 エレガントでパワフルなスタイルのブルネッロ

1967年のブルネッロ協会の設立に尽力した生産者の一人「アルジャーノ」。ブルネッロ ディ モンタルチーノの最南端地区であるサンタンジェロ イン コッレにワイナリーを構え、この地はブルネッロのアペラシオンでは最も暑いエリアとして知られています。ブドウの成熟は早く、モンタルチーノの街周辺に畑を所有する生産者よりも2~3週間早く収穫することもあるほど。土壌は砂を含む粘土や石灰から成りこの暖かな気候と相まって、ワインは大らかでボリューム感のある味わいに仕上がります。

本日は2015年ヴィンテージをご紹介します。

アルジャーノ ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2015
Brunello di Montalcino /Argiano

香りはフローラルで、プラムやブラックチェリー、ドライオレンジ、バラの花弁、燻したハーブ、リコリスのヒント。そして上品な樽のニュアンス。シナモンやタバコ、さらに茸や革、湿った土の香りが現れる。味わいは広がりがありなめらかでビロードのようなテクスチャー。熟したチェリーやプラム、ベルガモットを想わせ心地よい酸度と、締りが良い。現時点で少し若いが、丸みがあってしなやか。果実味の集約感からパワフルな印象を受けるも同時にエレガントさを合わせ持つ。大らかで官能的なボディが特徴。味わいを支えるミネラルと美しい酸はアルジャーノの真骨頂であり暑い年でもバランスが長けている。まろやかな後味で、フィニッシュはすっきりとしている。

合わせるお料理
仔羊や鴨肉のロースト、肉料理 茸を添えて、牛レバーのソテー、ミートローフ、ハンバーグ、トマトソースベースのお料理など。

産地: イタリア トスカーナ
品種: サンジョヴェーゼ グロッソ100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ

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