【ネッビオーロとバルベーラの美味しい関係】「ニコレッロ」

【ネッビオーロとバルベーラの美味しい関係】

イタリア　ピエモンテを代表する黒ブドウ品種ネッビオーロは、主にバローロやバルバレスコなどDOCGに制定されている高級ワインに使用されます。色が濃く豊富なタンニンとしっかりした酸が特徴で、熟成させて初めてその良さを発揮します。

一方、バルベーラ。こちらもピエモンテを代表する黒ブドウ品種のひとつで、ネッビオーロと比べると比較的安価なワインへの使用が多い。気軽に楽しめるので地元での人気が高く、特に北部にて生産量が多いブドウ品種です。タンニンが柔らかく、やや高い酸度が特徴。ですが、ワインは軽めのものからパワフルで濃厚なものまで様々です。

本日のワイン

カーサ ヴィニコラ ニコレッロ　ランゲ ロッソ　パシア　2006
Langhe Rosso Pasia /Casa Vinicola Nicolello

上記2品種のブドウを使用して、ニコレッロがやってのけました。 ネッビオーロ50％、バルベーラ50%。それぞれの良さを活かし巧みにブレンド。価格が２０００円程ながら、格上のキュヴェ、或いは良質なネッビオーロを想わせる味わいに。ヴィンテージも2006年と古く、この価格帯にして瑞々しさを保ちブレない芯の強さは見事です。

Tasting… プラムやダークチェリーの香りと、シナンやナツメグなどのスパイスの香り。そしてリコリス、タバコ、タールのニュアンスもあり熟成による複雑さが表れている。口に含むとなめらかで調和のとれた酸に、溶け込んだタンニン、力強くしっかりとした構造をもつ。１５年もの熟成を経ても尚、瑞々しさを保ち続け、ブレない芯の強さはお見事。価格はなんと２０００円程で、格上のキュヴェや或いは良質なネッビオーロを彷彿させる。上品で後味が良い。

合わせるお料理
鶏肉の煮込み、牛肉のタリアータ、牛肉のたたき、牛タンのシチューなど。

産地: イタリア　ピエモンテ
品種: ネッビオーロ50%、バルベーラ50%
タイプ: 赤ワイン　フルボディ

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