フェウド・ディシーサ ネロ・ダーヴォラ 2015
醸造:ステンレスタンクで4ヶ月、その後フランス産オーク樽で6ヶ月熟成、4ヶ月瓶内熟成。
テイスティング・コメント
濃い紫紅色、落ち着いた外観。粘性は高め。ラズベリーやチェリー、プラムの香りに、ブララックオリーブ、赤い花、ドライハーブ、ミント、スパイスのノートが混じり合う。そして軽いトースト、湿った土の香り。ミネラルやヨードのニュアンスも感じられる。口に含むと、濃縮感があり程よくスパイシー。熟した風味、温かみを感じつつも、どこか涼しげがあり伸びやかに広がる。ドライ感があり、一杯目よりは二杯目と、杯を重ねる度に旨みが増していく。タンニンはキメ細かく全体を包み込むようで、ボディに幾分ふくよかさが備わっている。合わるお料理は、仔羊の香草焼き、ポークソテー 赤ワインソース、酢豚、ジビエ、ビーフシチュー、熟成チーズなど。
2019年4月試飲
フェウド・ディシーサ
フェウド・ディシーサは、ディ・ロレンツォ・ファミリーが約200年所有している歴史ある唯一の農業地で、自社畑の区画から手作業で選別、収穫されたブドウのみを使用し、数々の受賞歴を誇るプレミアムワインを手掛けています。
偉大なエレガントさ、フレッシュさ、ハーモニー。これらのシリチア北西部モンレアーレのテロワールの魅力が、ワインに表現されています。フェウド・ディシーサのワインに感じられる際立ったフレッシュさはティレニア海が程近くにあり、丘陵地帯が海抜350~500mと標高が高い場所に位置していることに大きく影響しています。
“DISISA”の名前はアラビア語の”AZIZ”(“光り輝く”を意味する)に由来しており、この地域の素晴らしい風景と気候を表現しています。この土地の起源は12世紀ノルマン人の時代、グリエルモ王がこの土地をモンレアーレ大司教に贈呈した頃まで遡ります。その当時からこの地域のブドウ畑は称讃されているのです。
フェウド・ディシーサのワインは世界でもスーパーマーケットでは見つけることが出来ません。最上のレストランやワインショップ、ワインバーでしか入手できない代物です。