アンリ ド ヴォージャンシー キュヴェ デ ザムルー ブラン ド ブラン グラン クリュ NV
グラン クリュ オジェのシャルドネ100%。ドザージュは約6g/L。「キュヴェ デ ザムルー」は、「愛し合うカップルのためのキュヴェ」という意味です。
テイスティング コメント
光沢のある淡いペールイエロー。透明感に溢れたエレガントな香りで、爽やかなリンゴや洋梨のコンポート、アプリコット、白い花を思わせる。そしてチョーク、ジンジャー、レモンピールの香り。軽いトースト香に、洗練されたミネラルのニュアンスが相まって深みが感じられる。口に含むとスムーズでジューシー、生き生きとした飲み心地。親しみやすい果実感に、細やかな酸味が調和、充実したミネラルがバックボーンとなる。真っすぐな個性を持ち、味わいは優しくも凛としつつ広がりがある。中盤からふくよかさが増していき上品で、実にピュアな印象を与える。合わせるお料理は、乾杯や食前酒、帆立貝や白身魚のムニエル、鮎の塩焼き、魚介のフリット、グラタンなど。
2019年5月試飲
シャンパーニュ アンリ ド ヴォージャンシー
世にテーマ パークやテーマ レストランは多々あれど、”テーマ シャンパン メゾン”はここだけです。そのテーマは、「結婚」。ハート型のラベルの中で、フランスで結婚のシンボルとされる鳩のカップルがキスをしているだけではありません。このメゾンには、1820年~1920年当時の結婚をテーマとした博物館が併設されており、記念宝石、家具、調度品、衣装、風習や儀式にまつわる資料が多数展示されています。食堂は、近くの教会で結婚式を挙げたカップルが2次会に使用。その後、当主パスカル・アンリのお父さん自慢の薔薇のコレクションをはじめとする色とりどりの花々に囲まれた素敵な庭で記念撮影。引き出物やお土産にはもちろんここのシャンパンを・・・。
アンリ ド ヴォージャンシーは創業1732年、所有する8ヘクタールはすべてグラン クリュ オジェという、コート デ ブランを代表する名門です。「1年のほとんどの時間を畑で過ごしています」というパスカル アンリは、樹齢40年以上の古樹畑で厳格なリュット レゾネ栽培に取り組み、極上のブラン ド ブランを造っています。最後を飾るのはもちろん、料理とのマリアージュ(結婚)です。
※ このメゾンは、畑の所有会社とシャンパンの販売会社の分割によって、2014年1月にNM (ネゴシアン マニピュラン)に登録変更を行いました。専ら会社の運営管理上のことであり、シャンパンはすべて引き続き、自社畑・自家栽培・自家醸造によって造られています。
栽培:厳格なリュット レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しない
醸造:伝統的な木製垂直プレス機を使用。マロラクティック発酵を行う。動瓶は手作業