オーク ファーム ヴィンヤーズ プティ ヴェルド エステート グロウン ローダイ 2018
ブドウは全て朝のうちに手摘みで収穫されます。そして穏やかに選別と除梗。温度コントロール付きステンレス スチール タンクにすぐに運ばれ低温浸漬を行います。酵母を加え発酵もタンクで行い、その後フレンチの樽 (26%新樽)にて20か月熟成。
評価
2016VT Gold at the 2019 San Francisco Chronicle Wine Competition
テイスティング コメント
艶のある濃い紫、黒みがかった色調。ブラックベリーやブルーベリー、カシスのコンポート、スミレ、ラベンダーのアロマに、バニラやモカ、ココアなどの芳しいオークのヒント。そしてナツメグやクローブなどのスパイスの香りに、タバコ、レザー、ミネラル香。次第にクレームブリュレのようなふんわり甘い香りに包まれる。口に含むとスムーズで、濃厚な果実感。厚みのあるふくよかなボディに、アルコール分が充実し、ピュアさ、溢れんばかりの果実味に溢れる。しっかりとした酸の骨格を感じるフレッシュな味わいで、タンニンは丸く噛み応えがある。輪郭がはっきりとしており球体的で大らかな個性、辛口にしてほんのりと残糖感が心地よい。親しみやすくもエレガント。果実とオークのフレーヴァーが広がり余韻の長さが突出している。合わせるお料理は、牛やラム肉のロースト、スペアリブ、ハンバーグ、すき焼き、チーズのリゾット、熟成チーズなど。
2019年9月試飲(2016年ヴィンテージ)
オーク ファーム ヴィンヤーズ
オーク ファーム ヴィンヤードは、カリフォルニア州ローダイにある家族経営のワイナリーです。
ローダイ北部のモークラム川沿いに位置するこの土地は、元はウィリアム デブリーズ所有の農場でした。彼は1860年に土地を購入し栽培を始める際、1800年代当時によく見られたような、ブドウを植えやすくするために元からある古いオークの木を除去することはせずそのままにしておくことを決断。その結果、その土地はコミュニティ内で“オーク ファーム”として知られるようになりました。
現在はダンとヘザーの、パネラ ファミリーが管理しています。彼らは土地と植民地時代の邸宅を元の栄光に細心の注意を払って修復し、そこに最先端のワイナリーを構築しました。ヘザーはワイナリーの庭園とデザインにフォーカスし、ダンはそこの土地と気候に合ったブドウ品種を60エーカーの畑に植えました。ワイナリーは2014年に建てられ、ほどなくローダイの重要なワイナリーの1つに成長しました。