ナーリー ヘッド 1924 バーボン エイジド ダブル ブラック カベルネ ソーヴィニヨン 2022
バーボン樽で熟成された濃厚なカベルネ ソーヴィニヨンの魅力あふれる1本です。
醗酵: ステンレス タンクでスキンコンタクト 7日間(MLF有)
熟成: フレンチオーク/アメリカンオーク樽熟成 8ヵ月後、アメリカンバーボンバレルで最低4ヵ月熟成(53ガロン、1~2年目)。
テイスティング コメント
紫を帯びた濃いルビーレッド。香りは濃縮感がありブラックベリーのジャムやカシスリキュール、イチジクを想わせバーボンを匂わせる芳醇な樽のニュアンスがアクセント。バニラ、キャラメル、ブラウンシュガー、チョコ、ココア、スモークウッドの香り。ほんのり甘く、それでいてスパイシーさがあり深みが感じられる。口に含むとスムーズで、広がり豊かな果実感。加えてアルコール感がしっかりとありどこまでもなめらかな質感と深いコクのある味わいが特徴。フルボディで熟した風味。濃厚ながら幾分すっきりとしつつ香り同様に、味わいもまたバーボンを印象付ける。シームレスで、溶け込んだタンニンと穏やかな酸とのバランスが良い。甘く芳しい樽のフレーヴァーが心地よく突出した長く続く余韻をもつ。合わせるお料理は、ベーコン、ビーフジャーキー、焼き肉、ハンバーグ、ガーリックチキン、バーベキュー、または食後にチョコやクラッカー、ビスケットとともに。
2019年12月試飲(2017年ヴィンテージ)
デリカート ファミリー ヴィンヤーズ
『1924』シリーズ
アメリカ合衆国において禁酒法(1920~1933年に施行)の真っ只中であった1924年に初めてブドウの植樹を開始した初代インデリカート家。その後10年近く続いた禁酒法下でも代々受け継がれた彼らのブドウ栽培。その信念に敬意を表して生み出されたのが1924シリーズです。
禁酒法とは・・・
アメリカ合衆国史における禁酒法は、1920年から1933年までアメリカ合衆国憲法修正第18条下において施行され、消費のためのアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止された法律です。
禁酒運動による相当な圧力の下で、1919年1月16日に3/4の州(当時は36州)による批准が完了して憲法修正条項が成立し、翌年1月16日に施行されました。いくつかの州議会では憲法修正第18条の批准の前に、州としての禁酒法を既に立法化していました。
ボルステッド法(正式名:国家禁酒法)は、1919年10月28日に議会が再可決し、「酔いをもたらす飲料」を法的に定義して、憲法修正第18条で規制の対象とするアルコール飲料を定め、アルコール販売を禁止しました。しかし、特に都市部においては禁酒法は世界大恐慌の間、次第に不興を買うようになります。
1933年3月23日に、フランクリン ルーズベルト大統領はボルステッド法のカレン=ハリソン修正案に署名した。そして、特定の種類のアルコール飲料の製造・販売を許可しました。(ウィキペディア参考)
生産者 デリカート ファミリー ヴィンヤーズ
シチリア出身のインデリカート家がカリフォルニアの地で三代に亘って営む家族経営のワイナリー。畑ではサステーナブル農法に取り組み、2009年には環境問題についてのリーダー的立場が評価され『グリーン アワード』を受賞。また、これまでに『US ワイン生産者 オブ ザ イヤー』に3度、『アメリカン ワイナリー オブ ザ イヤー』にも3度選ばれた優良生産者です。