アルパマンタ ナタル シャルドネ 2016
醸造: ステンレスタンク(MLFなし)
熟成: ステンレスタンク熟成10カ月 (瓶熟9カ月)
テイスティング・コメント
明るいレモンイエロー。グレープフルーツやパイン、リンゴ、洋梨などフレッシュフルーツの香りに、花梨や透き通った花の蜜を想わせる。そしてスパイスとムスク、奥から立ち上る火打石やミネラルのヒント。口に含むとなめらかで、果実味が充実し、生き生きとした酸味が調和。舌上で微かに塩味を感じつつ、厚みのある果実味を程よい酸が引き締める。ミネラリーで球体的なテクスチャー、エキス分の豊かさを感じるリッチな味わい。生き生きとした味わいの中でまろやかなボディを感じ、アフターに果実と心地よいほろ苦さ。合わせるお料理は、帆立や白身魚のカルパッチョ、アクアパッツァ、蟹のクリームコロッケ、グラタン、鶏や豚肉のソテー、ペペロンチーノなど。
2020年1月試飲
アルパマンタ・エステイト・ワインズ
メンドーサの魅力に虜にされた男たちのロマン
2005年、伝統的なワイン産地ヨーロッパで代々ワイン産業に携わってきた家系出身の3人の友人、オーストリアのアンドレイ・ラストモスキィ、同氏の従兄弟であるアンドレ・ホフマン氏がスイスから、そしてフランスからはジェレミー・デレコート氏が、ニューワールドで最もブドウ栽培に適した地域であるアルゼンチンのメンドーサに集結し、ブティックワイナリーを創設しました。
生態系との調和の中で地域の特徴を表現
アルパマンタ独自のテロワールを最大限に表現させた最高品質なワインを造るべく、有機栽培・ビオディナミを行うことができる汚染されていない土壌、手付かずの自然が残る畑を探し求め、メンドーサから38Km南方に位置する銘醸地ルハン・デ・クージョ南部のウガルテチに35haの土地を購入。オーガニック及びビオディナミ農法でブドウ栽培を開始しました。畑では殺虫剤、除草剤を一切使用せず、醗酵は全て天然酵母を使用。フィルター不使用、SO2も最小限に抑え、メンドーサのテロワール、太陽の恵みを表現した極上のワインをコンセプトにワイン造りを行っています。
Alpamanta(アルパマンタ):“地を愛する”
地の言葉で“大地を愛す”を意味するブランド名「アルパマンタ」。代々インディアンの文化の軸となってきたのは、自然・環境とのハーモニーの中で働き、共存することでした。アルパマンタではこの考えを守り大地を耕し、環境に優しい畑がアルパマンタのテロワールであるというメッセージを込めワイン造りを行います。