デュルンベルク サクラ ロゼ・オブ・ツヴァイゲルト 2019
桜の季節を彩るSAKURA 特別ラベル!
葡萄は手摘みで収穫。破砕・プレス後、皮からの色素抽出と濃いアロマを得るために暫く2,3時間スキンコンタクト。その後スタンレススティールタンクで低温発酵。ワインのラベルには、ファルケンシュタイン地方で、12世紀にはすでに存在していたワイン法のドキュメントが書かれています。
鮮やかなピンク色。赤いベリー系果物やチェリーの香り。ラズベリーやチェリーなどの繊細ながら印象的な果実味と、生き生きとした酸のロゼワインです。
テイスティング・コメント
淡いサーモンピンクにシルバーのトーン。香りはストロベリーやサワーチェリー、赤いリンゴ、ピンクグレープフルーツ、蜜柑、ジャスミンティー。そしてスパイス、金属的なミネラルのニュアンスが混ざり合う鮮烈な芳香。口に含むとジューシーかつドライ感があり豊かなスパイスの風味がアクセント。繊細ながら味わいが充実し鮮やか。混じり気の無い透明感がありまとまりのよい仕上がりです。すっきりとしたフィニッシュ、程よくボリュームも感じられます。合わせるお料理は、前菜、メロンと生ハム、魚介のカルパッチョ、和食、地中海料理、フライドチキン、パスタなど。
2020年3月試飲
デュルンベルク
『Falstaffファルスタッフ』4つ星格付ワイナリー
ワインメーカーのクリストフ・カーナー氏はヴァインフィアテル生まれの造り手で、元々はワイン商の仕事をしていましたが、両親からわずか4ヘクタールの畑を引き継ぎ、ワイン造りを始めました。ワイン造りに情熱を捧げ、現在は58ヘクタールまで所有畑を拡大し、カーナー氏一代で「Falstaffファルスタッフ」4つ星に格付けされる優良ワイナリーに成長させました。この地方の優れた葡萄のポテンシャルを見出し、新たなヴァインフィアテル・スタイルのワインをつくるパイオニアです。
テロワール
デュルンベルクがあるヴァインフィアテル、ファルケンシュタイン村はオーストリアの他の有名ワイン産地と比べても特別な気候の環境にあります。夏は非常に暑い日中と夕方にはぐっと冷え込みます。これらはファルケンシュタインが高い標高にあるからです。これにより葡萄の実が糖分を蓄え、熟する過程がゆっくりと進み且つきりっとした酸が蓄えられます。同時にフェノール成分がゆっくりと、しかし確実に形成されていきます。その結果ワインは非常に高いアロマと、複雑でバランスの取れたクールでフレッシュ感のある味わいとなるのです。