ダックホーン ヴィンヤーズ メルロ ナパ ヴァレー 2017
滑らかな口当たりに柔らかなタンニンが心地良く、長い余韻にはしっかりとした濃さも楽しめます。熟したプラムのニュアンスが魅力的なワインに仕上がっています。
熟成: フレンチオーク樽15ヶ月(新樽40%)
テイスティング コメント
艶のある濃いめのルビー/ガーネット。ラズベリーやブルーベリー、プラム、ブラックチェリーの香りに、杉、バニラ、ココア、ダークチョコ、お香、クローブのヒント。そしてパイ皮やほのかなトフィーの香り。ミネラルや大地のニアュンスも感じる。口に含むとスムーズかつジューシー。アルコールのボリュームが豊かで、熟したプラムやブラックチェリー、リコリス、オークの風味が混ざり合う。たっぷりとした旨みと集約感。継ぎ目が無いシルキーなタンニンが溶け込みしっかりとした構造の下、全体に丸く調和がとれている。美しく寛大で、フレッシュ・フルーティーなフィニッシュ。合わせるお料理は、牛肉や仔羊のグリル、鴨肉のロースト、ミートローフ、ハンバーグ、鰻の蒲焼など。
2020年3月試飲(2016年ヴィンテージ)
ダックホーン ヴィンヤーズ
「ナパのメルロと言えばダックホーン、ダックホーンと言えばナパのメルロ」
ナパ メルロを世に知らしめた立役者
ダックホーンはナパ ヴァレー セントヘレナの北に、ダンとマーガレットのダックホーン夫妻により1976年に設立されたワイナリーです。今でこそ「ナパのメルロと言えばダックホーン」と言われるようになりましたが、北米で最高のナパ ヴァレーワインの生産者としての地位を確立するために40年もの歳月を費やしてきました。当時ブレンド用品種としかみなされていなかったメルロを、主体にしたワインで見事に大成功を収め、メルロは今日に至ってもダックホーンを代表するワインとして高い評価を受けています。
はじめはカベルネ ソーヴィニヨンとメルロからのスタートでした。ともに1978年が最初のヴィンテージで、次いで1982年にソーヴィニヨン ブランを、そして2012年にはシャルドネが加わりました。これまでの経験を活かし、伝統を重んじながら、品質への追求を続けさらなる発展を目指しています。