デコイ ソーヴィニヨン・ブラン ソノマ・カウンティ 2019
ラシアン・リヴァー・ヴァレー北部のやや暖かい地区の畑からカリフォルニアらしい味わいに仕上げられています。樽を一切使用せず、レモン果皮や草の香りを強く残しました。バランスよく清々しいフィニッシュがあります。
テイスティング・コメント
輝きのある淡いペールイエロー、微かなグリーンのトーン。香りは白桃やメロン、グレープフルーツなど新鮮な果実香に柑橘類の花、レモングラス、グリーンハーブ、ミネラルのヒント。味わいは溌剌としておりクリスピー。ドライ感と共に仄かな甘さが心地よく豊かなエキス分を感じる。まっすぐで鮮やか、親しみやすさとキレがありパリッと弾けるジューシーな飲み口。透明感のある綺麗な酸が印象的で、清々しいフィニッシュ。合わせるお料理は、シーフードサラダ、白身魚のマリネ、魚介料理、寿司、和食、棒棒鶏、中華料理など。
2020年3月試飲(2018年ヴィンテージ)
デコイ
「デコイ」は、ナパ・ヴァレーのメルロを世に知らしめたダックホーンが、毎日飲めるワインとして価格とクオリティのバランスを考えてスタートさせたセカンド的ワインです。現在は確立したひとつのブランドとして、ナパ・ヴァレーに限らず、カリフォルニア各地からその味わいにあった葡萄を厳選し、安定した品質には定評があります。
ダックホーン・ヴィンヤーズ
「ナパのメルロと言えばダックホーン、ダックホーンと言えばナパのメルロ」
ナパ・メルロを世に知らしめた立役者
ダックホーンはナパ・ヴァレー・セントヘレナの北に、ダンとマーガレットのダックホーン夫妻により1976年に設立されたワイナリーです。今でこそ「ナパのメルロと言えばダックホーン」と言われるようになりましたが、北米で最高のナパ・ヴァレーワインの生産者としての地位を確立するために40年もの歳月を費やしてきました。当時ブレンド用品種としかみなされていなかったメルロを、主体にしたワインで見事に大成功を収め、メルロは今日に至ってもダックホーンを代表するワインとして高い評価を受けています。
はじめはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロからのスタートでした。ともに1978年が最初のヴィンテージで、次いで1982年にソーヴィニヨン・ブランを、そして2012年にはシャルドネが加わりました。これまでの経験を活かし、伝統を重んじながら、品質への追求を続けさらなる発展を目指しています。