ダックホーン ヴィンヤーズ メルロ スリー パームス ヴィンヤード ナパ ヴァレー 2019
スリー パームス ヴィンヤードはカリフォルニアでも指折りのメルロのシングル ヴィンヤードとして知られる伝説的存在です。その名の通り3本の椰子の木が植えられている畑はナパ ヴァレーのカリストガの南にあり、水はけの良い痩せた土壌のため、ブドウ樹の根は地中深くに養分を求めて張ります。赤い果実の味わいとミネラルを生み出しワインにエレガントさと長熟性を与えます。ワインはスリー パームスのユニークなテロワールをよくあらわし 新世界のメルロの一つの指標となる偉大なワインです。
2017 年4月17日付けデカンタ マガジンのオンラインで「ワールド フェイマス メルロ6 本」”世界が認める有名メルロ6本”の中にペトリュスと並んで2014年ヴィンテージが選ばれました。さらに2017年11月18日発表の「Wine Spectator Top 100 Wines of 2017」の第一位に2014 年ヴィンテージが輝きました。
熟成: フレンチオーク樽18ヶ月(新樽75%、数年使いの樽25%)
テイスティング コメント
艶のある濃いめのルビー/ガーネット。プラムやブルーベリー、ブラックチェリーなど凝縮した果実香が広がりスミレやハーブ、オリーブ、シナモン、芳しいオークの香りが混ざり合う。印象的な甘いバニラとキャラメル、チョコ、ココア、杉のニュアンス。そしてレザー、茸に土っぽさと、複雑で、深みが感じられる。口に含むと厚みがありまろやかなテクスチャー。プラムのタルトやブルーベリー、イチジクを想わせシルクのようなタンニンと美しいミネラルとの融合。見事に焦点が定まっておりふくよかな果実味がボリューム感を生み寛大で、突出した長く続く余韻をもつ。全体に柔らかで、アルコール感が充実している。(今飲んでとても美味しい、さらなる熟成も期待大!)合わせるお料理は、牛フィレや仔羊のグリル、鴨肉のロースト、デミグラスソース 肉料理、すき焼きなど。
2020年4月試飲(2016年ヴィンテージ)
ダックホーン ヴィンヤーズ
「ナパのメルロと言えばダックホーン、ダックホーンと言えばナパのメルロ」
ナパ メルロを世に知らしめた立役者
ダックホーンはナパ ヴァレー セントヘレナの北に、ダンとマーガレットのダックホーン夫妻により1976年に設立されたワイナリーです。今でこそ「ナパのメルロと言えばダックホーン」と言われるようになりましたが、北米で最高のナパ ヴァレーワインの生産者としての地位を確立するために40年もの歳月を費やしてきました。当時ブレンド用品種としかみなされていなかったメルロを、主体にしたワインで見事に大成功を収め、メルロは今日に至ってもダックホーンを代表するワインとして高い評価を受けています。
はじめはカベルネ ソーヴィニヨンとメルロからのスタートでした。ともに1978年が最初のヴィンテージで、次いで1982年にソーヴィニヨン ブランを、そして2012年にはシャルドネが加わりました。これまでの経験を活かし、伝統を重んじながら、品質への追求を続けさらなる発展を目指しています。