ビショフリッヒェ・ヴァインギューター・トリアー ドム・リースリング・トロッケン 2020
Domとはドイツ語で大聖堂を意味します。モーゼル、ザール、ルーヴァーのエリアに所有するすべての畑の葡萄を使い、洗練されたモダンなスタイルの味わいに仕上げています。発酵は、温度コントロールしたステンレスタンクで行います。発酵後、澱とともに数ヶ月熟成させてから、軽くフィルターをかけてボトリングしています。
テイスティング コメント
僅かにグリーンがかった薄黄色。リンゴや白桃、グアバ、グレープフルーツ、レモンピールの香り。そしてムスクに、菩提樹、花の蜜を想わせ、ホワイトペッパーとミネラルのニュアンスがアクセント。味わいは爽やかでジューシー。しっかりとした構造をもち豊かで、キビキビとした酸と繊細なミネラルが感じられフィニッシュにドライ感。キリッと引き締まった辛口で、余韻にチャーミングな果実の甘さを感じる。合わせるお料理は、サラダ、魚介のマリネやカルパッチョ、貝料理、シュークルート、アジアン料理など。
2020年5月試飲(2018年ヴィンテージ)
ビショフリッヒェ・ヴァインギューター・トリアー
ビショフリッヒェ・ヴァインギューター・トリアー(トリアー司教の管轄権のワイン醸造所)は、1966年に1世紀以上も続く3つの醸造所が合わさって設立されました。3つの醸造所とは、ビショフリッヒェス・コンヴィクト醸造所(Bischöfliches Konvikt:1840年設立)、ビシェッフリッヒェス・プリスターゼミナール醸造所(Bischöfliches Priesterseminar:1773年設立)、そしてホーエ・ドムキルヒェ醸造所(Hohe Domkirche:1851年設立)です。さらに、2004年には30haの畑を所有するフリードリヒ・ヴィルヘルム・ギムナジウム醸造所(Friedrich-Wilhelm-Gymnasium)が加わりました。これらの醸造所はモーゼル川、ザール川、ルーヴァー川に沿って現れる、いくつもの銘醸畑を所有しています。リースリングが主役となる葡萄品種で、栽培面積の90%はリースリングです。各畑から葡萄が持ち込まれ、プレスするのはザールにあるシャルツホーフと、ルーヴァーにあるデュースブルガー・ホフです。
各誌で高評価
アイヒェルマン2019: 3星
ヴィヌム2019:2.5星
ゴーミヨドイツワインガイド2019:赤2房