ツァーヘル ウィーナー ゲミシュター サッツ DAC ヌスベルク 2018
ウィーンのトップ畑 ヌスベルクのキャラクターが存分に発揮された優良ワイン。使用されている葡萄はツァーヘルが所有する畑の中でも最も街中にあるシングル ヴィンヤード「Preussen プロイセン」「Weissleitenヴァイスライテン」から収穫しました。
ステンレススティールタンクで自然酵母にて自発的醗酵。12℃で24時間低温浸漬。澱と共に8ヶ月間熟成(シュール リー)した後ボトリング。
テイスティング コメント
グリーンがかった淡いレモンイエロー。香りは洋梨、グリーンアップル、ライムなどの果実香に、レモンピールやミント、スパイシーなハーブの香りがアクセント。そしてナッツやチョーク、石、ミネラルのニュアンスとほんのり甘い蜜の香り。口に含むと爽やかで広がりが豊か。エキス分を感じるジューシーな味わいで、塩気とともにたっぷりとした旨みが感じられる。フレッシュで、それでいて優しく、とにかく飲みやすい印象がある。スパイシーでいてフレッシュ果実の充実感。フィニッシュはさっぱりとしており全体的にエレガントな仕上がり。淡麗辛口の白ワイン。合わせるお料理は、白身魚のお刺身や寿司、天ぷら、揚げ物 レモン添え、和食、ホタテとアスパラのバターソテー、パスタなど。
2020年6月試飲
ツァーヘル
ツァーヘルのワイナリーは1766年マリア・テレジアによって“マウワー”の小学校として建てられました。ツァーヘル家は3世代に亘ってワイン造りを行っています。わずか0.5ヘクタールの畑から、ホイリゲは4つのテーブルから始めました。今日ツァーヘルはウィーンでも最も有名な畑ヌスベルクなど、ウィーン全ての葡萄生産地に畑を持つまでに成長しました。日本へは2005年以来毎年安定した品質のホイリゲ(新酒)を輸出しており、日本市場におけるホイリゲワインの草分け的存在です。エステートのロゴの「バタフライ蝶」は自然な葡萄栽培を象徴しています。
ウィーナー ゲミシュター サッツ DAC ヌスベルク
ウィーンのトップ畑 ヌスベルクのキャラクターが存分に発揮された優良ワイン。使用されている葡萄はツァーヘルが所有する畑の中でも最も街中にあるシングル ヴィンヤード「Preussen プロイセン」「Weissleitenヴァイスライテン」から収穫しました。これらの畑はウィーンの有名な丘、海抜330mの高台にある「ヌスベルク」に位置します。ブドウの樹の樹齢は45年以上の古樹。それゆえ収量は少なく、凝縮した味わいのワインを生み出します。ツァーヘルらしい優しい味わいのワインです。
ホイリゲとは
ホイリゲはオーストリアを代表するワインですが、ホイリゲの故郷といわれるウィーンで造られるホイリゲが本場のホイリゲと言えます。“ホイリゲ”には2つの意味があり、1つはその年収穫してできた“新酒”のことで聖マーティンの日(11月11日)から1年間ホイリゲとして飲まれます。もうひとつはそのホイリゲワインをだす“居酒屋”のことをさします。
ホイリゲ=居酒屋の歴史
ホイリゲと呼ばれる居酒屋の歴史は今から220年以上前に遡ります。マリア テレジアの息子である皇帝ヨーゼフ2世はウィーンの葡萄農家に「自家製ワインを小売し、簡単な食事を供してよい」という特別許可を与えました。