ルー デュモン クレマン ド ブルゴーニュ ブラン ド ブラン NV
コート ド ボーヌとオート コート ド ボーヌ産のシャルドネ100%。平均樹齢20年。収穫量65hl/ha。シャンパーニュ方式。12ヶ月間以上瓶熟成。ドザージュは8g/l。ビンで買い付け。2003年5月に催された「ジュヴレ シャンベルタン移転記念パーティー」において、アンリ ジャイエ翁がこのクレマンを絶賛しました。
テイスティング コメント
グリーンがかった明るいレモンイエロー。白桃、洋梨の香りに、アップルパイやハチミツ、白い花のアロマが印象的で全体的にピュア、透明感がある。味わいは生き生きとしておりフレッシュ。香りと同じくピュアさ・透明感が際立っており繊細でジューシーな果実感に満ちている。上品でくっきりとした酸味が緻密さを与え、どこまでもクリーンでバランスの良い仕上がり。次第にふくよかさが増していき柑橘系の爽やかなフレーヴァーがアフターへと続く。エレガントですっきりとしたフィニッシュ。合わせるお料理は、アペリティフ、カルパッチョ、白身魚のムニエル、フライ、茸とベーコンのバターソテーなど。
2020年7月試飲
ルー デュモン
仲田晃司氏。大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。(2008年8月、ジュヴレ シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得)