ルー デュモン クレマン ド ブルゴーニュ ロゼ NV
コート ド ボーヌとオート コート ド ボーヌ産のピノ ノワール100%。平均樹齢20年。収穫量65hl/ha。シャンパーニュ方式。12ヶ月間以上瓶熟成。セニエやアサンブラージュではなく、直接圧搾法で造られています。ドザージュは8g/l。
テイスティング コメント
淡いサーモンピンクの柔らかな色調。香りはフレッシュなストロベリーやレッドチェリーなど赤系果実のアロマに、バラ、仄かにホワイトペッパー、イースト、ミネラルのヒント。キメ細かな泡立ちで、溌剌とした飲み口。調和のとれた酸としっかりとミネラル、旨みが凝縮し、味わいはドライ感がある。活気がある中にも洗練されておりリッチでコクが楽しめる。レッドチェリーに、弾けるオレンジピールの風味。程よい苦みが感じられエレガントな余韻を持つ。合わせるお料理は、アペリティフ、サーモン、平目のムニエル、野菜の天ぷら、ちらし寿司、牛タタキ おろしポン酢添えなど。
2020年7月試飲
ルー デュモン
仲田晃司氏。大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。(2008年8月、ジュヴレ シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得)