ドメーヌ ハイツ ロシャルデ ブルゴーニュ アリゴテ 2018
醸造: 樹齢80年のブドウを使用。100%樽発酵と新樽25%の樽で1年間熟成。
テイスティング コメント
グリーンがかった明るいレモンイエロー。香りはフレッシュで、白桃や青リンゴ、グレープフルーツ、微かにミントのヒント。そして石のようなミネラルのニュアンスに塩味、仄かにフリンティな香り。口に含むと爽やかでスムーズな飲み口。溌剌としていながら質感は丸く非常に綺麗な印象。上品で、それでいてどこか親しげのあるなじみ深い味わい。温度が上がるとよりまろやかさが増していき、余韻に心地よい塩気を感じる。サッパリとしたフィニッシュ。美味!合わせるお料理は、魚介の網焼き(レモンを添えて)、カルパッチョ、貝類のアヒージョ、天ぷら、エスカルゴ、刺身、ハムとパセリのゼリー寄せ(ジャンボン・ペルシエ)など。
2020年10月試飲
ドメーヌ ハイツ ロシャルデ
ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡り、フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン ジョセフ ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。
その後、ドメーヌ ハイツ ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。