アルマン ハイツ ブルゴーニュ ルージュ 2020
醸造: 自社畑。畑はムルソーとポマールに位置。60%除梗、8ヶ月樽熟成(新樽15%)。
赤い果実のフレーヴァーが広がりジューシーでエネルギーを感じます。非常にエレガントでスタイリッシュかつ魅惑的なワインです。
テイスティング コメント
紫がかった濃いルビーレッド。香りは赤い果実にスミレ、ブラッドオレンジ、クローブ、シナモンが混ざり合う魅力的なアロマ。新鮮味に溢れており果実の豊かさを感じる。味わいはジューシー。フレッシュな酸とのバランスがよく凝縮した果実味にもスタイリッシュにまとまっている。穏やかな酸から飲みやすく程よいタンニンが心地よい。たっぷりとしていてピュア、なおかつ上品な味わいが特長。合わせるお料理は、鴨のコンフィ、赤身肉のステーキ、ポークソテーなど。
2020年10月試飲(2018年ヴィンテージ)
ドメーヌ ハイツ ロシャルデ / アルマン ハイツ
ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡り、フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン ジョセフ ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。
その後、ドメーヌ ハイツ ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。