ミッシェル ロラン ナパ ヴァレー 2016
畑:ミズーリホッパー、ステージコーチ、ドクタークレイン、トカロン(すべてベクストファー系 単一畑)
醸造: 100% 樽発酵
酵母: 100% 野生酵母
熟成: 無清澄・無濾過 18ヶ月樽熟成(75%新樽フレンチ、25%前年樽)。
テイスティング コメント
深みのあるガーネット。香りは熟したブラックベリーやブルーベリー、プラムなどの果実香にブラックオリーブ、ラベンダー、上品なハーブのヒント。そしてチョコやココアパウダー、杉の香りに、シナモンやタイムなど特徴的なスパイスのニュアンスがアクセント。口に含むと丸みを帯びシルキーなテクスチャー。たっぷりとした濃厚な味わいながらフレッシュな飲み口で、上質で熟したタンニンが存在する。パワフルにして緻密で、酸とのバランスがとれておりジューシーな果実味とタンニンが綺麗に折り重なる。程よいボリュームとコク、・・・あぁ、すでに美味しく温かみがある。洗練さに加えてアルコール分が充実し、突出した長い余韻へと誘ってくれる。長いフィニッシュ。
2020年12月試飲
MR ミッシェル ロラン
「シンデレラワイン請負人」の異名をもつフライング ワインメーカー、ミッシェル ロラン氏が、自身で所有するナパ ヴァレーのワイナリー、その名もMR ミッシェル ロラン。醸造家としてコンサルティングと一線を画し、ナパ ヴァレーの特性を自身のビジョンとしてつくりあげています。年間生産量は約5000本。オペレーションは2006年からロラン氏とタッグを組んでいる『ロランを引き継ぐ者』、アルファ オメガのコンサルタントであるジョン ホフリガー氏が指揮を執っています。ロラン氏がホフリガー氏に指示を出して生み出されるという、経験と知識、そして世界観を卓越した者同士でつくり出す稀有なワインです。