ドメーヌ デュ クロ デ プレット ブルゴーニュ コート ドール ルージュ ラ コルヴェ オ プレートル 2019
2017年に新たに制定されたAOC。従来のAOCブルゴーニュが、コート ドール地区だけでなくシャブリ地区やボジョレ地区、マコネ地区など、広義のブルゴーニュ地方の葡萄を使用したものなのに対し、AOCブルゴーニュ コート ドールはディジョンからマランジェまでのコート ドール地区のみに限定されます。また、植樹密度や最大収量などもAOC Bourgogneより厳しくなっており、AOCブルゴーニュと村名ワインの間の位置付けとなっています。
醸造:100%除梗後、ヴィニマティック社製ステンレスタンク(回転式発酵タンク)にて6日間低温浸漬。同容器内6日間発酵。旧オークバリックにて18ヶ月熟成。
ヴォーヌ・ロマネ村内の村名格外の畑、「コルヴェ オ プレートル」より収穫。粘土石灰質の土壌。
テイスティング コメント
光沢のあるルビー/紫。誘惑するかのごとく艶やかかつ華やかなアロマが魅了する。新鮮な赤い果実に熟したプラムの香り。そしてスパイスと、ほんのり甘い花の蜜の香り。口に含むと豊かで、絶妙なストラクチャーと心地よいタンニンが感じられ果実味をやさしく包み込む。味わいもまた新鮮で、かつエレガントなまとまりを見せ、適度な酸がピュアな印象を醸し出す。一杯目よりは二杯目と、杯を重ねる度にやわらかさが増していく。ポテンシャルを感じる一本。ミディアムボディで確かな品質・出所の良さを感じる。合わせるお料理は、牛フィレ肉のソテー、鴨肉のロースト、鴨の治部煮、野菜とソーセージのポトフなど。
2021年2月試飲
ドメーヌ ド ラ プレット / ドメーヌ デュ クロ デ プレット
ドメーヌ ド ラ プレットはブルゴーニュ地方のコルゴロアン村に位置する生産者です。その歴史は大変古く、ドメーヌは18世紀から続いており、6代に渡り女性当主が引き継いできました。またその傍らには常に有能な夫の存在がありピノ ノワールの亜種であるピノ ルネヴェイをつくりその名を残したテオドール ルネヴェイや農業監査長官を務め、レジオン ドヌール勲章コマンドゥール(三等)を受勲したシャルル マイロなど、そうそうたる顔ぶれがプレットのワイン造りを支えてきました。
また、現オーナーの祖父ルシアン オーディディエはフランスの国立アカデミーであるフランス学士院の院長を務め、ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ「レ プレット」やヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ「レ スショ」などの畑を買い集めドメーヌを発展させた人物です。現在はエレーヌ ミショーが運営を行っておりヴィニマティック社製ステンレスタンク(回転式発酵タンク)の導入など近代設備への投資を行い、伝統的なノウハウと近代醸造を組み合わせ、テロワールを最大限表現することをポリシーにワイン造りを行っています。