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アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ ラ シオード ミネルヴォワ 2018

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

 

La Ciaude

/Anne Gros & Jean-Paul Tollot

 

商品コード:3935
アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ ラ シオード ミネルヴォワ 2018

産地: フランス ラングドック ルーション ミネルヴォワ

品質分類 原産地呼称: A.O.C.ミネルヴォワ

栽培方法: リュット レゾネ

品種: カリニャン、シラー、グルナッシュ

タイプ: 赤ワイン フルボディ

アルコール度数: 14.5%

容量: 750ml

参考小売価格:¥5,445(税込)

販売価格:¥4,100(税抜)

¥4,510(税込)

ポイント:41Pt
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アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ ラ シオード ミネルヴォワ 2018

カゼルの南にある3.1haの畑。標高は220mで南向きの粘土石灰質土壌。石灰岩の比率が非常に高く、畑は一面真っ白。全品種で古樹を使用するが、とりわけカリニャンは1904年から再植樹していない。ブラックベリー、砕けた岩石、土っぽさ、ミネラルを豊かに感じるアロマ。古樹に由来する複雑味・凝縮感と完熟したタンニンが驚くほどシルキーな口当たりを作り、そこにテロワール由来のミネラルが張りをもたらすことで黒果実のニュアンスと幾重にもわたって層を成していく。まさに南の太陽と、地中深くからエネルギーを与えてくれる土壌との魔法のコンビネーションであり、ミネルヴォアのグラン クリュと呼ぶにふさわしいワイン。

醸造・熟成 : ステンレスタンクで発酵、バリック80%(新樽20%)とステンレスタンク20%で12ヶ月熟

テイスティング コメント

外観は紫/ ルビーレッド。抜栓直後、香りはやや閉じ気味だが、ブルーベリーやラズベリー、プラム、砂糖漬けのオレンジ、ラベンダー。そしてガリーグを想わせる爽やかなスパイスのノート。他に革、砕いた岩、土っぽさ、ミネラルのニュアンスを感じる。味わいはしなやかでピュア。キメ細かなタンニンと調和のとれた酸味。パワフルでありながらビロードのような舌触りでやさしく優雅さを備える。濃縮感のある赤や黒のフルーツにアニス、上品な酸とともに塩味のあるミネラルがバックボーン。口に含んだあとの広がりが素晴らしくフレッシュな酸の緊張感が心地よい。(すぐ飲むのであれば早めの抜栓か、デカンタージュを。)合わせるお料理は、赤身のステーキ、ペッパーを効かせた豚肉のロースト 赤ワインソース、鴨肉、キノコのフライなど。

2021年11月試飲

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

理想の地、カゼル

ラングドック地方の中でもとりわけ認知度の高いAOCミネルヴォワ。このAOCの最北東端にカゼルと呼ばれる集落がある。人口およそ30人、平均年齢が65歳というこの辺鄙な土地に一目ぼれをした一組の夫婦がいる。ヴォーヌ ロマネ屈指の醸造家であるアンヌ グロとショレイ レ ボーヌの名手ドメーヌ トロ ボーのジャン ポール トロである。醸造学校時代に共通の知人を通して研修先のオーストラリアのワイナリー、ローズマウントで出会った二人は、その後ブルゴーニュに戻ってそれぞれの親からドメーヌを引継ぎ、第一線で活躍する中でパートナーとなるが、それでもお互いのワイナリーに関与することは一切なく、それぞれの仕事に没頭する日々が続く。こうした一方で、二人の中にはお互いに培ってきた知識・経験を共有し力を合わせてワインを造りたいという思いが次第に強くなっていった。「40歳という節目を迎え、何か新しい挑戦がしたくなった。ブルゴーニュでのワイン造りは先代から引き継いだものだったので、自分たちでゼロから何か新しいものを生み出したかった。」というアンヌは、当初南フランスを何度も訪れ、理想とする場所はないかくまなく探し回ったが、なかなか見つからずに苦労したという。そして、ようやく決まったのがブルゴーニュから車で5時間、500kmも遠く離れたカゼルだった。

この地を選んだ理由とは?

この地を選んだ理由は、モンターニュ ノワールと呼ばれる山の麓に位置しながらも地中海の風の影響を受けることができ、かつミネルヴォワで最も標高の高いエリアの一つで、ヴォーヌ ロマネ村と等しい標高(220m)を持つという土地の優位性に加え、モザイク状に広がる石灰、粘土、砂岩、マールという土壌の多様性があったこと。さらに、ブルゴーニュにはないサンソー、カリニャン、グルナッシュ、シラーとの出会いもこの地に惹かれた理由の一つである。「これらの品種がどういった個性を発揮するのか最初はわからなかった」というアンヌは、土壌のタイプや区画ごとに分けて醸造するということが主流ではないこの地で、当初から分けて醸造・熟成を行うことでこの土地の個性と品種の特性を深く学んでいった。ワイン造りはブルゴーニュと同じ哲学で行っており、栽培はリュット レゾネ。空気の循環を良くするためキャノピーマネジメントを一段と意識し、ラングドックではあまり一般的でない芽かきも行う。ブドウは全て手で収穫され、100%除梗の後、自然酵母を用いてステンレスタンクで発酵を行う。キュヴェごとにステンレスタンクとフレンチオークバリックを使い分けて熟成。樽はブルゴーニュで使用しているものと同じものを使用しており、区画ごとに醸造したワインをボトリング前にブレンドする。

まるでブルゴーニュを飲んでいるかのよう

ラングドックで造っているにもかかわらず重たさや暑苦しさを全く感じさせない二人のワインは、2008年のファーストヴィンテージからジャンシス ロビンソンに「まるでブルゴーニュを飲んでいるかのよう」と絶賛される。また、WA誌では「南フランスでありながらここまでの果実味と張りが両立するエネルギッシュなワインはめったにない」と太鼓判を押されている。一般的に、この地で造られる高得点のワインは力強さや重さを持つものが多いが、エレガンスや張りといった真逆の要素でここまで高い評価を年々受け続けている生産者は他に例を見ない。ミネルヴォアのカゼルという土地のテロワールを発信し続けてきた彼らであるが、近年この土地に対する理解がより深まったことから、新たな可能性を広げるためにピノノワールやシャルドネをはじめとする新しい品種のリリースを計画している。常に高みを目指しまい進する彼らの今後に、ますます目が離せない。

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ
アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

 

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