アルマン ハイツ ブラン ド ノワール 2019
2019年はピノ ノワールでつくられています。
醸造:自社畑。ブリニー レ ボーヌのブドウを使用。手摘みで収穫後すぐに圧搾し、白ワインと同じ工程で醸造。
テイスティング コメント
淡いイエロー。繊細なアロマ。チェリー、洋梨、リンゴなどの果実香に柑橘系の皮、カルダモン、ミネラルのノートが重なり合う。味わいはフレッシュでなめらか。丸みのある柔らかな果実味が広がり、リッチで、バランスのよい樽感が心地よいアクセント。果実本来のジューシーさ、ピュアさを尊重しながら味わいの幅を持たせ、滋味深い辛口に仕上げている。調和のとれた酸味、アフターの余韻も綺麗で持続性がある。合わせるお料理は、野菜、白身肉のロースト、シーフード、鶏肉と茸のクリーム煮、フルーツパイなど。
2022年2月試飲
ドメーヌ ハイツ ロシャルデ / アルマン ハイツ
ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡り、フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン ジョセフ ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。
その後、ドメーヌ ハイツ ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。