シャトー ド ラ シャペル 2018
醗酵: ステンレスタンク
熟成: ステンレスタンク (オークチップ使用)
評価
2018VT デキャンター ワールド ワイン アワード 2021: ベスト イン ショウ & 97点獲得
(エントリーワインの上位わずか0.33%に該当。合計14767本のワインが評価されました。ベスト イン ショーを獲得したのは僅かに50本!)
テイスティング コメント
紫がかった濃いルビーレッド。ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムのアロマと仄かなミント、スパイスの香り。樽熟成からくるコーヒーやトースト、タバコなどのスモーキーなニュアンスが折り重なる。味わいは柔らかくピュア。濃縮感のある果実味ながら口当たりが良く、キメ細かなタンニンが溶け込んでおりしなやかさを感じる。酸も上品でバランスが良い。余韻にスパイス、オークのフレーヴァーが広がり食欲を誘う。合わせるお料理は、仔羊のロースト、鶏肉の煮込み、ビーフシチュー、すき焼きなど。
2022年5月試飲
シャトー ド ラ シャペル
ジロンド河右岸のブライ村に位置する家族経営の生産者です。リュック シュヴァイツェル氏が所有し、二人の息子リュドヴィックとリシャールと共に情熱を持って丁寧な栽培やワイン造りを行っています。ブライのテロワールを味わいに表現し、リーズナブルながら高品質なワイン造りを目指しており、評価誌でも高得点を獲得するなど高く評価されています。ワインはメルロー主体で溢れんばかりの濃厚なブドウの果実味を感じていただけます。
ブライ -Blaye- テロワール
ブドウ畑はジロンド河の右岸にあり、河と直角に交わっている。河口地域は大西洋の海洋性気候の影響を受け、日照量も年間240日と多いため、ブドウを成長させる。ブドウ樹は平地、丘陵の斜面、大地のさまざまな起伏に河と直角に植えられている。河口を見下ろす険しい斜面は常に通風に優れ、河に近いので強い日照りが和らげられ、ブドウを健全に成熟させる。
ブライ小郡は粘土石灰質で、メルロ種には理想的。サン・シエール・シュル・ジロンド小郡は新生代始新世の粘土、砂礫、砂土で、カベルネ種に向いている。サン・サヴァン・ド・ブライ小郡は粘土と白亜質や砂礫の大地。
フランスAOCワイン事典(発行者 株式会社 三省堂)より抜粋