ラ・フォルジュ・エステイト シャルドネ 2019 ジャン・クロード・マス
醗酵:ステンレス・タンク、一部オーク樽
熟成:オーク樽
★評価
2015Vt コンクール・デ・グラン・ヴァン・デュ・ラングドック2016:金賞受賞!
テイスティング・コメント
微かにグリーンがかった淡いイエロー。粘性は中程度。香りには、パインやマンゴー、洋梨のコンポート、グレープフルーツ、アカシア、アニス、微かにミント、ミネラル香。やさしいバニラやオークをヒントに、時間の経過とともにキャンディのような香りが現れる。アタックはソフトでなめらか。トロピカルフルーツやシトラスが混ざり合う豊かな果実味と生き生きとした酸味が調和。南仏らしい濃密な味わいにもしっかりとしたドライ感、さっぱりとした爽やかさが好印象。含んだミネラルが洗練さを与え、程よいボディとコクを備える。アフターにはバニラやオークのリッチなフレーヴァー、エレガントな余韻を持つ。合わせるお料理は和食全般、天ぷらやムニエル、豚肉のソテーなどがオススメ。
ジャン・クロード・マス(ドメーヌ・ポール・マス)
ジャン・クロード・マスが手掛けるヴァラエタルシリーズ
『イル・ラ・フォルジュ』は、「レ・ドメーヌ・ポール・マス」が契約農家と自社畑のブドウをブレンドして造るヴァラエタルシリーズで、担当しているのはマーケティング担当兼ブレンダーであるジャン・クロード・マス氏。質の良いブドウの選定の上に、彼の高いブレンド技術によって、毎年安定した品質のワインを生産しています。
マス家。オーナー、ジャン・クロード・マス氏
カルカッソンヌ近郊ペセナスで1892年からブドウ栽培を行ってきたマス家。現在のオーナー、ジャン・クロード・マス氏の代になって、「高品質であると同時に低価格であること」にこだわったワイン造りへと大きく変貌を遂げました。豊富な経験と鍛え抜かれた鋭い味覚で生み出される高い品質がジャン・クロード・マス氏の強み。「期待通りでないワインは決してボトリングしない」、という厳しい姿勢で誰もが認める今日の信頼を築き上げました。伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方にオープンであるという彼の人柄がワインに表れています。
輝かしい業績の数々!
「高品質かつヴァリュー・ワインであること」。一見矛盾するその哲学を成し遂げ、設立から10年を経て2006年にはワイン業界から初の快挙となる「最優秀国際起業家」(米アーンスト&ヤング)、2008年には「ニュー・ウェーヴ・オブ・ザ・ワイン」としてフランスの明日を担う30人の醸造家に(仏L’EXPRESS誌)、そして同年、ワイナリー・オブ・ザ・イヤー(英ガーディアン紙)を受賞するほどの生産者へ躍進。現在も常に進化を続ける注目の生産者です。
“Luxe Rural”
「高品質」かつ「ヴァリュー・ワイン」であること。一見矛盾するその哲学が成し遂げられる秘密は、ドメーヌが掲げるポリシー、「Luxe Rural」にあります:受継いできた伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方を取り入れて高めていくことで、借り物ではない、本物の味わいを造ること。またその努力が価値ある素晴らしいワインを造ることになる。フランスとイギリスのビジネススクールで学んだジャン・クロード・マス氏は、フランスの伝統とニューワールドの革新的な手法や商業的な考え方を融合させ、その考えをワインで表現しています。