パゴ デ ロス カペジャーネス オ ルアール ド シル ゴデージョ 2021
「オ ルアール ド シル O Luar Do Sil」とは、スペイン語で “シル川に反射する月の光” という意味を持ちます。Sil(シル)は葡萄畑の所有地であり、シル谷の山腹付近に流れる川の名前から取っています。
みずみずしく、果実味も豊かで程良い酸とのバランスが心地良い、近年注目のスペイン固有品種 ゴデージョです。フレッシュでありながらフローラルでエレガントな余韻も楽しめます。
テイスティング コメント
輝きのあるレモンイエロー。香りはリンゴ、梨、白桃、シトラスを思わせるフルーティーな果実香と黄色い花、爽やかなハーブのノート。そしてジンジャーや仄かな火打石の香り。味わいは瑞々しくピュア。豊かな果実味にクリスプな酸味がバランスよく、しっかりとした骨格を持つ。豊富なミネラルが下支になりフレッシュで力強い果実味が特徴。香りこそフルーティーだが味わいはドライでキレがよく、全体的にエレガントに仕上がっている。
合う料理 魚介のグリルやマリネ、寿司、トリッパのトマト煮、鶏ささみと茸のソテー、生ハムなど。
2022年8月試飲(2020年ヴィンテージ)
パゴ デ ロス カペジャーネス
パゴ デ ロス カペジャーネスは、D.O.リベラ デル ドゥエロの中心部ブルゴスにある家族経営のワイナリーです。リベラ デル ドゥエロ原産地呼称の最初のワイン生産者の一人であるパゴロデロとその妻コンチタ ヴィラは、1996年にワイナリーを設立。彼らは設立当初、白ワイン醸造を行うにあたって、原産地呼称地の1つであるガリシア地方のバルデオラスを醸造場所として選びます。
世界で最高のワイナリー100社に選ばれた実力派ワイナリー
パゴ デ ロス カペジャーネスは、アメリカのワイン専門家によるWine&Spirits誌で「世界で最高のワイナリー100社」の一つに選ばれました。
パゴ デ ロス カペジャーネスのワイナリーでは、特徴的な土地と伝統的なぶどう栽培を取り入れています。果実の表現力、強さ、複雑味、なめらかさを最大限に追求しており、「ワインを通じてワイナリーの風景を表現すること」をコンセプトに、こだわりのワイン造りを行っており世界が認める実力派ワイナリーです。
厳しい環境で育つ高品質なぶどうと素晴らしいワイン
バルデオラスの土地は、昼と夜の温度差が20度を超える厳しい環境の高原地帯にあります。谷間の険しい起伏、独特の気候条件を持つため、ぶどうを育てるには困難な地でもあります。しかし、このような極端な温度差で熟した葡萄は、房の熟成が促進され、アルコール度数や色調、酸が向上し、非常にバランスの良い仕上がりとなります。
さらに、ミネラル豊富な花崗岩と粘板岩の土壌をもつパルデオラスで育つゴデージョは、非常に素晴らしい表現力を持ち、時代に左右されない素晴らしいワイン造りを可能にします。