ラ・フォルジュ・エステイト カベルネ・ソーヴィニヨン 2015 ジャン・クロード・マス
発酵:ステンレス・タンク
熟成:オーク樽熟成 6ヶ月(225L、アメリカンオーク70%、フレンチオーク30%)
★評価
2014Vt パリ農業コンクール2015:金賞受賞!
【テイスティング・コメント】
紫がかった濃いめのルビー。粘性は中程度よりやや高め。香りにはプラムやカシス、スミレ、ブラックペッパーが混じり合い、ローストしたオークの香りがアクセント。焙煎したコーヒー豆やエスプレッソ、ビターチョコなどの深い香りが広がる、やや複雑な芳香。アタックは強く、なめらか。濃縮感のある豊かな果実味が溢れんばかりに口中を満たす。香り同様にスモーキーなオークの要素が溶け込むリッチなビター感、ミネラルが味わいに複雑さをもたらし、タンニン、酸味ともにバランスがよい。アルコール分は程よく、鼻から抜けるやさしい甘さのバニラとオーク、果実のフレーヴァーが持続する。コクを備えたフルボディ。合わせるお料理は、赤身肉を中心としたお料理やソース系の肉野菜炒め、コクのあるチーズがオススメ。
■ジャン・クロード・マス(ドメーヌ・ポール・マス)
ジャン・クロード・マスが手掛けるヴァラエタルシリーズ
『イル・ラ・フォルジュ』は、「レ・ドメーヌ・ポール・マス」が契約農家と自社畑のブドウをブレンドして造るヴァラエタルシリーズで、担当しているのはマーケティング担当兼ブレンダーであるジャン・クロード・マス氏。質の良いブドウの選定の上に、彼の高いブレンド技術によって、毎年安定した品質のワインを生産しています。
マス家。オーナー、ジャン・クロード・マス氏
カルカッソンヌ近郊ペセナスで1892年からブドウ栽培を行ってきたマス家。現在のオーナー、ジャン・クロード・マス氏の代になって、「高品質であると同時に低価格であること」にこだわったワイン造りへと大きく変貌を遂げました。豊富な経験と鍛え抜かれた鋭い味覚で生み出される高い品質がジャン・クロード・マス氏の強み。「期待通りでないワインは決してボトリングしない」、という厳しい姿勢で誰もが認める今日の信頼を築き上げました。伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方にオープンであるという彼の人柄がワインに表れています。
輝かしい業績の数々!
「高品質かつヴァリュー・ワインであること」。一見矛盾するその哲学を成し遂げ、設立から10年を経て2006年にはワイン業界から初の快挙となる「最優秀国際起業家」(米アーンスト&ヤング)、2008年には「ニュー・ウェーヴ・オブ・ザ・ワイン」としてフランスの明日を担う30人の醸造家に(仏L’EXPRESS誌)、そして同年、ワイナリー・オブ・ザ・イヤー(英ガーディアン紙)を受賞するほどの生産者へ躍進。現在も常に進化を続ける注目の生産者です。
“Luxe Rural”
「高品質」かつ「ヴァリュー・ワイン」であること。一見矛盾するその哲学が成し遂げられる秘密は、ドメーヌが掲げるポリシー、「Luxe Rural」にあります:受継いできた伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方を取り入れて高めていくことで、借り物ではない、本物の味わいを造ること。またその努力が価値ある素晴らしいワインを造ることになる。フランスとイギリスのビジネススクールで学んだジャン・クロード・マス氏は、フランスの伝統とニューワールドの革新的な手法や商業的な考え方を融合させ、その考えをワインで表現しています。