ジム バリー ロッジ ヒル リースリング 2021
醸造: 海抜480m。クレア ヴァレーで最も標高が高い畑の一つ。そのエリア独特の鉱物的でミネラル豊かなリースリングを育てるには最適の畑。残糖が1ℓ当たり2g以下というド ライで繊細なスタイルのリースリングを生む世界で数すくない地域の一つ。
テイスティング コメント
輝きのあるグリーンがかったストローイエロー。香りはライムやグレープフルーツ、青リンゴなどフレッシュなアロマ。そしてスイカズラ、白いバラ、鉱物的なミネラルのノート。味わいは爽やかでジューシー。凝縮したリッチな果実味ながらも甘さが抑えられておりシャープな酸味が輪郭を形成。力強く洗練された飲み口でドライ感、キレの良いフィニッシュ。すっきりとした後味にもアロマティックな香味の広がりが印象的、素晴らしい。
合う料理 魚介の天ぷら、ヒラメのムニエル、鶏肉のソテー、和食、中華など。
2022年11月試飲
ジム バリー
銘醸地クレア ヴァレー リースリング & シラーズの旗手
ジム バリーがクレア ヴァレーでワイン造りを始めたのは1947年。クレア ヴァレーのローズワーシー農業大学で醸造学の学位を取得した初の専門ワインメーカーとなり、22年間クレア ヴァレーにてワインメーカーを務めオーストラリアワインのパイオニアとして名を馳せました。1959年にジムと妻のナンシーはクレアの北部郊外に土地を購入し、1973年に自身のワイナリーを設立しました。
1974年のファースト ヴィンテージを皮切りに数々の素晴らしいワインを世に送り出しています。2004年にジム バリーは惜しくも他界しましたが、家族経営のワイナリーは息子達の世代に引き継がれ、今は孫たちも含めジムの伝統を受け継ぎワイナリーの経営を行っています。