ジム バリー ロッジ ヒル シラーズ 2019
醸造: 13ヶ月熟成、アメリカンオーク80%、フレンチオーク20%。
木目の細かい、柔らかなタンニンが長い余韻を生み出しています。今飲んでも十分楽しめ、良い環境であれば5年~7年は熟成可能です。ビーフ、ラムなどの力強い赤身の肉と好相性 のプレミアム シラーズです。
テイスティング コメント
紫がかった濃いルビー / ガーネット。コンポートした赤や黒のベリーフルーツ、プラム、ラベンダーのアロマ。そしてハーブ、ペッパー、シナモン、甘いスパイスの香りに、チョコレートやトースト、軽いロースト香。味わいはなめらかで凝縮した果実感。ふくよかで程よく肉付き、キメ細かなタンニンが溶け込んでおり円やかなテクスチャー。過熟感がなくフレッシュな酸が味わいを支えており、アフターに続くほんのりビター加減が心地よい。
合う料理 仔羊のロースト 赤ワインソース、鶏肉の炭火焼き、ジビエ、ハンバーグ、茸のリゾットなど。
2022年11月試飲
ジム バリー
銘醸地クレア ヴァレー リースリング & シラーズの旗手
ジム バリーがクレア ヴァレーでワイン造りを始めたのは1947年。クレア ヴァレーのローズワーシー農業大学で醸造学の学位を取得した初の専門ワインメーカーとなり、22年間クレア ヴァレーにてワインメーカーを務めオーストラリアワインのパイオニアとして名を馳せました。1959年にジムと妻のナンシーはクレアの北部郊外に土地を購入し、1973年に自身のワイナリーを設立しました。
1974年のファースト ヴィンテージを皮切りに数々の素晴らしいワインを世に送り出しています。2004年にジム バリーは惜しくも他界しましたが、家族経営のワイナリーは息子達の世代に引き継がれ、今は孫たちも含めジムの伝統を受け継ぎワイナリーの経営を行っています。