テッレ チェヴィコ メルロ ルビコーネ オーガニック 2021
VEGANな芳醇メルロ!樹上でアパッシメントして糖度を高めました。
エミリア ロマーニャ州のコリアーノに位置する畑は、標高150m。この土地特有の粘土質土壌の影響を受け、ブドウはゆっくりと凝縮感を伴って生育します。そして収穫をあえて遅らせることで、水分が飛び、樹の上で糖度が上がるのを待ちます。その後、手摘みで小さな籠に丁寧に収穫され、芳醇なメルロの果実味豊かなワインとなります。
醗酵: ステンレスタンク/醗酵後セメントタンクにてMLF
熟成: セメントタンク熟成6カ月、ステンレスタンク熟成2カ月
評価
2020VT ルカ マローニ 2021: 97点獲得
テイスティング コメント
濃いルビーレッド / ガーネット。香りはブルーベリーやラズベリー、プラムなどの果実香にスミレ、ナツメグ、シナモン、スパイシーバニラのノート。ほのかに焦がしキャラメルやチョコレートのような香りも。味わいはまろやかで少し甘やかな果実味。スパイスのヒントが甘さを引きたて、丸いタンニンと溶け込んだ酸味、バランスがとれている。ボディは中庸、ミディアムからフルボディ。ソフトな口当たりで気軽に楽しめる美味しさ。
合う料理 鴨肉や仔羊のロースト、ポークソテー プラムソース、ボロネーゼ、ソース系料理など。
2022年11月試飲
テッレ チェヴィコ

イタリア屈指の生産者協同組合、チェヴィコ
ロマーニャの地で1963年に協同組合として設立されたテッレ チェヴィコ社は、70年代を通してバルクワインの販売を行ってきました。会社の成長に伴い、2000年以降料飲店でのボトルワイン販売も開始し、徐々にその販路を拡大してきました。現在では、エミリア ロマーニャのみならずヴェネト、トスカーナやウンブリア地方にまで生産規模を広げています。60以上の国にワインを販売し、イタリア屈指の協同組合に成長しています。

持続可能性の上に立ったワイン造り
テッレ チェヴィコでは、国際連合が掲げるSDGsに沿った企業目標を設定しています。
例えば、ワイナリーで使用している水の量や水質の管理、発生する排水のリサイクルや浄化を実施しています。さらに、排紙の削減に取り組む企業C4G (Cycle4green)のパートナー企業として、使用する紙の削減やリサイクル、それに伴う二酸化炭素排出の削減にも取り組んでいます。また、倉庫の屋根にソーラーパネルを設置するなど、あらゆる面で、持続可能な環境整備に注力しています。加えて、2020・2021年には新型コロナ対策にも尽力し、コロナ病棟への20,000ユーロの寄付、1000個の医療キットの寄贈、そして感染拡大初期の北京へのマスク15,000枚の寄付なども実施しました。
イタリア屈指の生産規模を誇るテッレ チェヴィコでは、経済的、社会的、環境的配慮の上に立ったうえで、持続可能な将来を見据えたワイン造りを行っています。
カジュアルな価格帯のワインでありながらも、ブドウは人の手で丁寧に「手摘み収穫」で行われます。また、多くの栽培農家から持ち込まれるブドウにより、毎年安定した量と品質を確保できます。
