フォンカリュ ペイ ドック カベルネ ソーヴィニヨン キュヴェ ド ブリュ 2020
カベルネの微妙な香りを保つように、低い温度(24度)で発酵させます。10日間の短い醸しの後、圧搾します。マロラクティック発酵の前に、清澄します。綺麗な澱と共に、瓶詰めまで熟成させます。バランスのとれたしなやかなタンニンがあり、凝縮した甘い果実味が豊かなワインです。心地よいカベルネの風味があります。
テイスティング コメント
輝きのある紫がかった濃いガーネット。深みがあり、粘性は中程度。完熟したラズベリーやブラックベリー、カシス、華やかなスミレ、ラベンダーのアロマにブラックペッパーやスパイシーなオークの香りがアクセント。加えてバニラやチョコ、トーストなどの香ばしい香り、タバコ、皮革、鉄、湿った土、ミネラルのニュアンスが複雑性を与える。アタックはソフトでなめらか。凝縮した甘い果実味としなやかなタンニン、瑞々しくも上品な酸味が調和。球体的でやわらかなボディ感、コクを備えており、溢れんばかりのフルーティーな果実感で満たされる。親しみやすく飲み心地が良い、香味の広がりが素晴らしい。フィニッシュは爽やかで、かつフルーティーな余韻へと続く。華やかでフルーティーなカベルネ ソーヴィニヨン、気軽に楽しめ飲み応えもある。
2015年1月試飲(2013年ヴィンテージ)
フォンカリュ
フォンカリユの名前は、FONtiès d’Aude、CApendu、ALzonne、MontoLIEUの4つの村の名前にちなんでいます。それぞれの地域の畑の葡萄を、7箇所存在する醸造所に持っていき醸造を行います。各醸造所で造られるワインは、女性のエノローグ、デルフィーヌ グランジュタ(写真右)ともう一人、13年間勤めているトップアグロノミスト、ガブリエール ルッチ(写真左)がチェックしています。この2人が年間を通して畑を管理する農夫達に畑や区画ごとに細かく指導を行っています。
その後、フォンカリュのラボで品質をチェックし、レンジごとに分けます。セラー内は、5人で作業しています。ブレンドなどの指示は、全てラボから細かく指示されて、タンクの管理などもデータで全て管理しています。酵母は、選別酵母を使用しています。農家から購入したものは、全てをワインにしますが、50%は、バルクワインとして、販売しています。
2012年の年間最優秀ワイン生産者組合賞を受賞
フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012 年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。写真付きで、大きく掲載されました。