カンティーナ・ゴレッティ コッリ・ペルジーニ シャルドネ 2014
醗酵:ステンレス・タンク
熟成:ステンレス・タンク
【テイスティング・コメント】
グリーンがかった淡い麦わら色。粘性は中程度よりやや低め。香りには新鮮なレモンやオレンジなどの柑橘類、黄桃、アカシアのアロマに、爽やかなハーブやミネラルのヒント。香りの構成としてはシンプルで、時間の経過とともにコンポートにした果実やキャンディのような甘いニュアンスが現れる。アタックは爽やかで、ジューシーな果実味と生き生きとした酸味が調和。口当たりがよく軽快な飲み口ながら程々のボディ感、ふくよかさを備えており濃密な果実感で満たされる。トロピカルフルーツを思わせる豊かな風味が広がる辛口、アフターにかけてミネラルやグレープフルーツの皮のような心地よいほろ苦さ。甘辛のバランスに長けており、エレガント余韻へと続く。合わせるお料理は、魚介類を中心としたお料理、鶏ササミとブロッコリーのサラダなどがおすすめ。
※2016年2月試飲
■カンティーナ・ゴレッティ
カンティーナ・ゴレッティは中央イタリアのウンブリア州、サッカーで有名なペルージャに位置しています。創業は1965年とそれ程古いわけではありませんが、4世代に渡ってゴレッティ家がワイン造りを行ってきました。ウンブリアの小高いなだらかな丘に囲まれ、ペルージャ郊外にゴレッティのワイナリーが所有する土地は広がります。そこには、今ではワイナリーのシンボルとなっている、14世紀の塔がそびえています。ペルージャに古くから根差し、ゴレッティが広く所有する自社畑から作られたグレケット種は非常にコストパフォーマンスが高く、その大部分がイタリア国内で消費されるほどの人気です。
ブドウ栽培は堆肥を利用し、化学肥料、人工肥料は一切使用しないリュット・レゾネを採用し、ブドウは全て手摘みで行い、収穫後その場で選別します。更にワイナリーでも分別機の上でも厳しい選果がなされます。エノロゴには、「イル・カルボナイオーネ」で知られるイタリアワイン界の重鎮“ヴィットリオ・フィオーレ”氏です。
ウンブリア州No.1コストパフォーマンスの評価!
ゴレッティのワインは、イタリアワイン専門誌ガンベロ・ロッソ誌が発行する「ベーレベーネ」にてオスカー賞するなど、コストパフォーマンスの高さに定評があります。大部分がイタリア国内で消費されていましたが、品質の高さとリーズナブルな価格が噂を呼び、徐々に世界にも知れ渡るようになりました。