ピエロ・マンチーニ ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ スプマンテ・ブリュット NV
醗酵:ステンレス・タンク(シャルマ方式)
【テイスティング・コメント】
光沢のあるグリーンがかった淡いストローイエロー。香りにはグレープフルーツやレモンなどの柑橘類、白い花、ハーブ、セージを思わせるフレッシュなアロマに、鉱物的なミネラルの香りがアクセント。清涼感に溢れており、後には花の蜜やキャンディのような仄かに甘いニュアンスが続く。アタックは爽やかで繊細な発泡が心地よく、シトラス系のジューシーな果実感で満たされる。程よくスパイスやハーブの風味を含む辛口に仕上げ、豊富なミネラルとともにしっかりとした酸が味わいを支えている。非常に瑞々しい、活気漲るスプマンテ。食前酒はもちろん前菜、シーフードを中心としたお料理とともにお楽しみを。
※2016年2月試飲
■ピエロ・マンチーニ
1965年に設立されたこのワイナリーは、ピエロ・マンチーニ氏がスタートさせました。マンチーニ氏は、もとは歯科医でしたが、以前から抱いていたブドウ作りへの興味が高じて、畑を購入。当初、ブドウは地元の組合に販売していましたが、1979年に息子のアレッサンドロ氏がピアチェンツァの農業大学を卒業すると同時に、自身のカンティーナを造ることを決心。そして1989年に初めて自社瓶詰を行い、1990年から販売も開始しました。
「品質が高く、消費者の嗜好に合ったワインを造ること」をコンセプトとしており、特に食事によく合い、また、思わずワインも杯を重ねるようなワインを考えています。現在ではガッルーラ地域のブドウ畑の90%を所有し、その自社畑で収穫されたブドウが、ここの高品質なワインの根底を支えています。また、現在はアレッサンドロ氏が社の指揮を執っています。
良い畑を独占。広大な自社畑
ピエロ・マンチーニは、サルデーニャ島ガッルーラ地域では最大のブドウ畑面積を所有する生産者です。現在自社所有の畑は60ha、また借りてブドウを作っている畑が40haありますが、なんとガッルーラ地域の約90%の畑がマンチーニ社所有であり、このガッルーラ地域のブドウのみを100%使って、毎年とても質の高いワインを造り出しています。