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アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ レ カレタル ミネルヴォワ 2020

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

 

Les Carrétals Minervois

/Anne Gros et Jean-Paul Tollot

 

商品コード:1328
アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ レ カレタル ミネルヴォワ 2020

産地: 南フランス

品質分類・原産地呼称: A.O.C.ミネルヴォワ

栽培方法: リュット レゾネ

品種: 1909年に植樹されたカリニャン、グルナッシュ

タイプ: 赤ワイン フルボディ

アルコール度数: 14.5%

容量: 750ml

参考小売価格:¥7,590(税込)

販売価格:¥5,796(税抜)

¥6,375(税込)

ポイント:57Pt
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アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ レ カレタル ミネルヴォワ 2020

粘土石灰質土壌。1909年に植えられたカリニャンが主体。魅惑的なラズベリーの風味が軸になっています。そこにバニラとベーキングスパイスのニュアンスが複雑な味わいを与えています。とても長い余韻と、シルキーで存在感のあるタンニンがこのワインを支えています

熟成: バリック 50%で12ヶ月

テイスティング コメント

赤紫がかったエッジの濃いガーネット。粘性は高め。香りにはラズベリーやブルーベリー、カシスジャム、スミレなどの華やかなアロマにブラックオリーブ、ピンクペッパーやナツメグ、シナモンなどのスパイスのヒント。加えて樽由来のバニラやトースト、コーヒーの香り、なめし皮、ジビエ、湿った土、鉄、ミネラルのニュアンスが複雑性を与える。熟した果実とスパイス、スモーキーな香りが調和、洗練された趣がある。アタックはソフトでなめらか。たっぷりとした果実味が柔らかに広がり、キメ細かなタンニン、酸味が溶け込む球体的なテクスチャー。熟した果実味は一見親しみやすくもしっかりとスパイスが効いており辛口、酸度もあり心地よい刺激を伴う。程よい肉付きとしなやかなボディバランスを保ち、品種や産地は違うが上級ブルゴーニュに通ずるフィネスが感じられる。余韻も長め。ゆっくりと向き合ってお楽しみを。

合う料理 赤身肉のグリル、牛肉と茸のオイスターソース炒め、豚肉と野菜の味噌炒め、茄子の肉詰め、レバー、ソーセージなど。

※2016年8月試飲

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

理想の地、カゼル

ラングドック地方の中でもとりわけ認知度の高いAOCミネルヴォワ。このAOCの最北東端にカゼルと呼ばれる集落がある。人口およそ30人、平均年齢が65歳というこの辺鄙な土地に一目ぼれをした一組の夫婦がいる。ヴォーヌ ロマネ屈指の醸造家であるアンヌ グロとショレイ レ ボーヌの名手ドメーヌ トロ ボーのジャン ポール トロである。醸造学校時代に共通の知人を通して研修先のオーストラリアのワイナリー、ローズマウントで出会った二人は、その後ブルゴーニュに戻ってそれぞれの親からドメーヌを引継ぎ、第一線で活躍する中でパートナーとなるが、それでもお互いのワイナリーに関与することは一切なく、それぞれの仕事に没頭する日々が続く。こうした一方で、二人の中にはお互いに培ってきた知識・経験を共有し力を合わせてワインを造りたいという思いが次第に強くなっていった。「40歳という節目を迎え、何か新しい挑戦がしたくなった。ブルゴーニュでのワイン造りは先代から引き継いだものだったので、自分たちでゼロから何か新しいものを生み出したかった。」というアンヌは、当初南フランスを何度も訪れ、理想とする場所はないかくまなく探し回ったが、なかなか見つからずに苦労したという。そして、ようやく決まったのがブルゴーニュから車で5時間、500kmも遠く離れたカゼルだった。

この地を選んだ理由とは?

この地を選んだ理由は、モンターニュ ノワールと呼ばれる山の麓に位置しながらも地中海の風の影響を受けることができ、かつミネルヴォワで最も標高の高いエリアの一つで、ヴォーヌ ロマネ村と等しい標高(220m)を持つという土地の優位性に加え、モザイク状に広がる石灰、粘土、砂岩、マールという土壌の多様性があったこと。さらに、ブルゴーニュにはないサンソー、カリニャン、グルナッシュ、シラーとの出会いもこの地に惹かれた理由の一つである。「これらの品種がどういった個性を発揮するのか最初はわからなかった」というアンヌは、土壌のタイプや区画ごとに分けて醸造するということが主流ではないこの地で、当初から分けて醸造・熟成を行うことでこの土地の個性と品種の特性を深く学んでいった。ワイン造りはブルゴーニュと同じ哲学で行っており、栽培はリュット レゾネ。空気の循環を良くするためキャノピーマネジメントを一段と意識し、ラングドックではあまり一般的でない芽かきも行う。ブドウは全て手で収穫され、100%除梗の後、自然酵母を用いてステンレスタンクで発酵を行う。キュヴェごとにステンレスタンクとフレンチオークバリックを使い分けて熟成。樽はブルゴーニュで使用しているものと同じものを使用しており、区画ごとに醸造したワインをボトリング前にブレンドする。

まるでブルゴーニュを飲んでいるかのよう

ラングドックで造っているにもかかわらず重たさや暑苦しさを全く感じさせない二人のワインは、2008年のファーストヴィンテージからジャンシス ロビンソンに「まるでブルゴーニュを飲んでいるかのよう」と絶賛される。また、WA誌では「南フランスでありながらここまでの果実味と張りが両立するエネルギッシュなワインはめったにない」と太鼓判を押されている。一般的に、この地で造られる高得点のワインは力強さや重さを持つものが多いが、エレガンスや張りといった真逆の要素でここまで高い評価を年々受け続けている生産者は他に例を見ない。ミネルヴォアのカゼルという土地のテロワールを発信し続けてきた彼らであるが、近年この土地に対する理解がより深まったことから、新たな可能性を広げるためにピノノワールやシャルドネをはじめとする新しい品種のリリースを計画している。常に高みを目指しまい進する彼らの今後に、ますます目が離せない。

アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ
アンヌ グロ エ ジャン ポール トロ

 

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