シャトー・サント・マリー ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2015
6ヘクタールの粘土とチョーク土壌の畑。平均樹齢28年。手摘みで収穫し、ステンレスタンクで6ヶ月熟成。
テイスティング・コメント
グリーンがかったイエロー。粘性は中程度。香りには白桃やライチ、キウイ、柑橘類、レモングラス、ジャスミン。新鮮味に溢れており、仄かに甘さのある魅力的なアロマ。そしてチョーク、塩気、ミネラルのニュアンスが混じり合い、品の良い趣がある。アタックはソフトでなめらか。果実味は豊かでジューシーなエキス分、溌剌とした酸味が調和。ステンレスタンク熟成ながらボディはやや厚く、芳醇な風味の広がりをみせる。旨みがじんわりと染み渡り、エッジが効いたフレッシュな酸が味わいを程よく引き締める。バランスのよい仕上がり。辛口で、フィニッシュはスッキリとしている。合わせるお料理は、和食全般、魚介を中心とした料理、白身肉のグリエやソテー、棒棒鶏などがおすすめ。
2017年2月試飲
シャトー・サント・マリー
フランス最古のソーヴ・マジュール修道院が所有していたシャトー・サント・マリーの名声は古く、1874年には最も有名なボルドーワイン事典“フェレ(Feret)”に掲載されていました。シャトーはアントル・ドゥー・メールの中心地にあり、畑は日照に恵まれたジロンド県で最も標高が高い二つの丘に広がっています。その素晴らしい立地条件に加え、セミヨンとメルロは樹齢が100年を越えており、常に品質の高いブドウを生み出します。1956年以降、ドゥプッシュ家がワイナリーを運営し、テロワールの特徴やオリジナリティーを尊重したワイン造りを行っています。
1982年に当主となったジル・ドゥプッシュはアントル・ドゥー・メールのテロワールが偉大なるワインを生産するポテンシャルを持つと確信し、モンペリエでワインを学んだ息子のステファンがその情熱を受け継いで1997年よりワイナリーの指揮を取っています。
また、2015年より銘醸シャトー・アンジェリュスのオーナー、ユベール・ド・ブアールがコンサルタントとなり、更なる品質の向上を目指しています。