ボデガス・ムリージョ・ビテリ ムリージョ・ビテリ・ホーベン 2015
口当たりはフレッシュで、⾮常に円やかな味わいです。特に赤系果実のアロマは非常に豊かで、飲み手を楽しませてくれます。
【テイスティング・コメント】
紫がかったルビー。粘性は中程度。香りにはチェリーやブルーベリー、ドライイチジクなどのフルーティーなアロマにバラのドライフラワー、ローズマリーやブラックペッパーなどのスパイシーな香りがアクセント。仄かにレモンティーのニュアンス、新鮮かつチャーミングな芳香が鼻腔をくすぐる。アタックはなめらかでアロマ同様の果実感、チェリーやドライフルーツなどの香味が瞬く間に広がり、親しみやすくもエレガント、そしてドライ仕立て。口当たりは円やかで酸とのバランスに優れており幾分軽快で飲み疲れることがない。重すぎないミディアムボディ、単体で飲むよりはぜひ料理との相性を楽しみたい。合わせるお料理は、ミートローフや煮込みハンバーグ、鯛のカルパッチョ、麻婆豆腐など。
※2017年5月試飲
■ボデガス・ムリージョ・ビテリ
ボデガス・ムリージョ・ビテリは、リオハ州の中心、セニセロにある家族経営のワイナリーです。5世代に渡りワイン造りに従事しており現在は5代目のイニャキ・ムリージョ・ビテリ氏がその中心を担っています。1900年創設以来、手仕事の精神を守り続け、まろやかで飲みやすい、伝統的リオハワインを世に送り出しています。
フィロソフィー
「～まろやかで、丸みがあり、飲み心地の良いワイン～、朝の10時からでもお客様が飲みたくなるような、そんなワインを目指しています。」と、語るのは5代目当主イニャキ・ムリージョ・ビテリ氏。ボデガス・ムリージョ・ビテリのコンセプトは以下の4つです。
1.品質の追求
2.作業の効率化
3.環境への配慮(水の再利用)
4.バリアフリー(障害を持った方にも見学いただける)
常に高品質なワイン造りを追求していることはもちろん、作業の効率化を図って無駄をなくすこと、環境のことを考え、醸造所でタンクの冷却に使用した水などは、すべて灌漑に再利用し、そして誰がワイナリーを訪れてもいいように、醸造所内はすべてバリアフリー構造になっています。
日本の皆様へのメッセージ
『高品質なワイン造りを実現させるため、忠実に働いています。やさしく、まろやかで、抵抗なく飲めるワイン造りを目指しています。また、そればかりではなく、自然に対して社会的責任を果たすことに努めています。』
