フランコ・コンテルノ バローロ・リゼルヴァ セッテ・アンニ 2006
3つの村の畑を使用し、新樽100%で7年間寝かせたフランコ・コンテルノが造る最上級のワインです。良年にのみ生産され、果実味の濃厚さに加え、樽の香りとコク深い味わいが余韻に残ります。
醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵
熟成:オーク樽熟成 84カ月以上(25HL、スラヴォニア産)/瓶熟成 12カ月以上
★評価
2006VT ヴェロネッリ2015:スーパー・トレ・ステッレ 94点獲得!
【テイスティング・コメント】
オレンジを帯びたガーネット。粘性は高め。香りにはチェリーやプラムのシロップ漬け、オレンジピール、バラのドライフラワー、シナモン、そして樽由来のバニラや白檀、クローブ、タバコ、ビターチョコを思わせる。気品に満ち溢れた複雑な芳香。広がりがよく、さらになめし革や紅茶、腐葉土、バルサミコ、ジャーキーなどのニュアンスが続く。アタックはソフトでなめらか。ふくよかな果実味と調和のとれた穏やかな酸味、溶け込んだタンニンが心地よい。口当たりはスムーズで、しっかりとアルコール分の力強さを感じながら果実味の濃縮具合は良好で、香り同様に樽の要素が綺麗にあらわれる。フルーティーな含み香と芳しいオークとの絶妙なハーモニー。味わいとしてはドライでコク、深みがあり滋味深さとエレガンストさが兼ね備わっている。合わせるお料理は、牛・ラム・鴨肉のロースト、牛肉のワイン煮、ジビエ、トリュフを添えた肉料理やシチューなど。
※2017年12月試飲
■フランコ・コンテルノ
フランコ・コンテルノはモンフォルテ・ダルバのブッシアに位置しています。19世紀に建てられた歴史のあるピエモンテの農場が始まりで、初代ピエトロ・コンテルノ氏が農場を経営。畑に広がるネッビオーロを栽培し成長しました。当時は出来たブドウを地元の瓶詰め業者に販売していました。初代に続き2代目、ジャコモ・コンテルノ氏もブドウの栽培を引きつぎネッビオーロの栽培に取り組みました。
転機は3代目フランコ・コンテルノ氏
1995年にフランコ・コンテルノ氏が3代目の当主になってからは自社での醸造、瓶詰めを開始。また畑での作業も持続可能な農業に影響を受け、有機栽培にて取り組んでいます。畑では除草剤などは一切使用せず畑での選定作業など、非常に時間をかけ丁寧に作業をしています。
日照量の豊富な畑を所有
代々畑を守ってきたコンテルノ家では18haの畑を所有しています。畑の8割は南、または南西向きの畑となっており豊富な日照量があるため豊かな果実味のブドウを育みます。この地域には細かな気候変化がありますが3世代に亘るブドウ栽培のノウハウが受け継がれ、エレガントかつ官能的なワインが生まれています。
■主な所有畑
モンフォルテ・ダルバ村:ブッシア畑
カステリオーネ・ファレット村:プニャーネ畑
バローロ村:カステッロ畑
ヴェロネッリ誌でも高評価を獲得!実力派ワイナリー
★ヴェロネッリ誌 2014
バローロ ピエトリン 2009年:トレ・ステッレ 92点獲得!
バローロ リゼルヴァ ブッシア 2007年:スーパー・トレ・ステッレ 94点獲得!
★ヴェロネッリ誌 2015
バローロ リゼルヴァ ブッシア 2008年:スーパー・トレ・ステッレ 95点獲得!
バローロ リゼルヴァ セッテ・アンニ 2006年:スーパー・トレ・ステッレ 94点獲得!