ドメーヌ・ジョセフ・ロティ シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ キュヴェ・ド・トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015
植樹1885年の古木。0.16ha。
柔らかく濃密でフィネス溢れる完全無欠の逸品。高樹齢もさることながら、Chambertinの区画はCharmesの上にあるが雨で良い土壌が彼のCharmesに流入するから、他より素晴らしいのではないかとタンザー氏は評しています。
評価
2015VT ワイン・アドヴォケイト:94-96点獲得
テイスティング・コメント
ブラックチェリー。タバコ、甘草、ミント、ミネラル、スミレやバラ、赤く甘い果実の並外れたアロマ。濃密で、エキス分に富み、様々な要素がぎっしり。しなやかで洗練された余韻。マゾワイエールは含まれないので、純粋な意味でのシャルム。ミネラル、タンニンなどのボディと豊かな果実味のバランスが秀逸で、まさにロティのトップキュヴェにふさわしい品質。
インポーター資料より
ドメーヌ・ジョセフ・ロティ
ジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌ。家名として1610年まで、ドメーヌとして1817年まで遡ります。歴史あるだけに多くの古木を有しこれだけで遺産的価値です。それに甘んじる事無く畑作業を重視し、摘葉や摘果を細かく行う等、多くの時間を割いています。
厳格なリュット・レゾネで収穫は全て手作業。醸造法は伝統的なスタイルです。上面開放タンクで温度管理を徹底し、手でピジャージュを行います。発酵は約3週間。最上のトロンセとヴォージュ産の樽を使用します。樽熟約18ヶ月。グラン・クリュを除き通常50%新樽使用、残りは1年樽使用。非清澄、非濾過。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティと同じ選別機やプレス機等を導入し、より凝縮されたピュアな味わいを表現できるようになり、近年さらに評価を高めています。
驚くべきポテンシャルと複雑味溢れる香り、洗練され、しなやかさと力強さとを見事に調和させています。多くのワイン・ジャーナリストが大変高い評価をしています。2015年10月、若くして急逝したフィリップ・ロティ氏の跡を継いだのは、弟のピエール・ジャン・ロティ氏。ドメーヌとして彼で12代目となります。フィリップはここ数年病に伏していた為、実質的には彼がドメーヌを任されておりその名声を高めていました。正式な後継者となった今、父と兄の意思を継ぎ、さらなる発展の為に意欲を燃やしています。
※フィリップ・ロティラベルは今後、ジョゼフ・ロティラベルに統一していく予定です。